2004
10.04

よく通る商店街の一角に、
視線を引きつけるオレンジ色が。

あっ!!

halloshop2

思わず車をとめて引き返したら、
雑貨店のハロウィーンディスプレイがにぎやかでした。

ウィンドウにカボチャ関係の商品が見えますが、
ハロウィーンの遊びごころいっぱいのセレクトで、
ついつい手がのびてしまいます。

魔女やカボチャ大王のキャンドル、
ゴーストくんたち、ぬいぐるみ。。

市内でも見かけないほどの充実ぶり。
お店の人もハロウィーンを楽しんでいることがよくわかる
ラインナップと、手づくりのPOP。

ぬいぐるみにもかなり惹かれたけれど、
ぐっと思いとどまりました。

なんというか、このサイトの現実版みたいな、
ああ、同じことをやっているんだなぁ。という感覚。

「ハロ好き」という共通の趣味を確認して、
うれしい気持ちでお店を後にしたのでした。
これを機会に、この町でもハロウィーンが
広がってゆくかもしれません。
Spooky,Boo Boo!

(マーズ)

2004
10.03

あれはなに?
森のいちばん黒い木に、
ともったあかりのそばに行きたい

catwalk

ささやき声や風の音が
背中をそっとなでるけど

あれはなに?
まよなかの月が雲にかくれたら
そっと足音しのばせて出かけよう
森のいちばん黒い木に、
あかりが笑って呼んでいる

あれは、
あれは、
あれはきっと、

今夜、わたしを待っているから

(魔亜巣)

2004
10.02

「こんな魔女を描くのって、すっごく楽しいだろうな」
そんな風に思える絵本に出会いました。

エイドリアン・アダムズは、米国の絵本作家・イラストレーター。
魔女とうさぎが、得意なモチーフ。おお。
しかも、うじゃうじゃいるのが、アダムズの絵本。

adams

「魔女たちのハロウィーン」「魔女たちのパーティ」

残念ながら、どちらも今、手に入らないようです。
もう一冊、「魔女たちのあさ」(アリス館)という絵本も出ていますが、
こちらも入手できないようで、残念。

アメリカでは2冊とも手に入るので、良かったら洋書ストアで探してみて
くださいね。
たぶん、この絵だけでじゅうぶん意味がわかると思います。
なんせ、魔女やカボチャや小鬼が、うじゃうじゃです。
舞台はずっと、くらい夜のなか。
ちょっとどきどき、子どもたちを引き寄せる
楽しい魔女の世界です。

「魔女たちのハロウィーン」は、
子どもたちが魔女のパーティーにお招きされて、
魔女たちが一生懸命作った、大きな大きなカボチャの塔に入って、そして、
てっぺんから、コウモリ・ハンググライダーで飛ぶのです。
魔女といっしょに、です。
カボチャの塔、見てみたいですよね。

「魔女たちのパーティ」の始まりは、

しんぞうが バンブンバンと ひびいて、(中略)
こわくって、こわくって、ひきかえそうかと、まよいはじめたとき、
月かげに 小さい鬼が みえました。(/引用)

ああ、わくわくするではありませんか。
(マーズ)

※「やさしい魔女」(ジーン・マセイ&エイドリアン・アダムズ著/新世研2002)も入手困難です。読みたいな。

「魔女たちのハロウィーン」エイドリアン・アダムズ著 / 訳:掛川恭子 / 佑学社1993
「魔女たちのパーティ」ロンゾ・アンダーソン、エイドリアン・アダムズ著 / 訳:奥田継夫 / 佑学社1981

“A Halloween Happening”(魔女たちのハロウィーン)
by Adrienne Adams,Publisher:Aladdin,1991

“The Halloween party”(魔女たちのパーティ)
by John Lonzo Anderson,Adrienne Adams,Publisher:Scribner,1974

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※『ハロウィーン通信』についての検索はこちらから。

2004
10.01

メアリー・ポピンズのシリーズ第4作、「公園のメアリー・ポピンズ」には
楽しくってうきうきする、ハロウィーンのエピソードが
登場しています。

バンクス家の子どもたち、ジェインとマイケルは、
ハロウィーンの夜、影たちの、そう、自分たちの見慣れた影が
逃げていくのを追いかけて、公園の門をくぐります。

「なんのパーティー?」と、マイケルがききました。
「きょうは、ハロウィーンだろ。」マイケルの影がいいました。
「影が、みんな、自由になる晩なんだ。それに、こんやは、
また特別なんだよ。だいいち、満月だろ─そして、
ちょうど、お誕生日のまえの晩なんだ。だけど、さあいこう、
おくれないほうがいいよ!」
(引用)

公園のなかでは、「マザー・グース」の楽しい世界が
しゃべりだして踊りだして、大にぎわい。

いったい、だれのお誕生日の前夜祭だったでしょう?
それは、ここだけのお話ですが、あの、
メアリー・ポピンズそのひとのお誕生日の、イヴだったのです。
しかも、メアリーの影だけは、かかとにピッタリくっついているのです。

なるほど、彼女なら、ありそうなことですよね。

「公園のメアリー・ポピンズ」著者:P・L・トラヴァース / 訳:林容吉 / 出版社:岩波少年文庫