2014
08.22

血まみれの手 Gory Hand

■ 血まみれの手(1) Gory Hand
演出こそが全て。
これはおいしくて、そのうえ友達を震え上がらせる
すごいデコレーションにもなります。

清潔なゴム手袋を使います。
チェリー等の赤いゼリーの素を、作り方の3/4の分量の水で固めに作ります。

シンクに木切れを渡して、待ち針などで手袋を留めてぶらさげます。
ゼリー液が冷めたら、手袋に注ぎ、深型の冷凍庫におきます。
このとき「手」がなにかにあたって、形を崩す事がないように注意して。

ゼリーが凍ったら、ちいさなはさみで手袋を切ってはずします。
飾りつけるまではあなたの傑作を冷凍庫にしまっておきましょう。

■ 血まみれの手(2) Gory Hand
清潔なゴム手袋に水を入れて固く口を閉じ、冷凍庫に入れます。
パーティーが始まるまで凍らせておいて、手袋をはずして
パンチボールのなかに氷のかわりに入れます。

☆これを日本で作るには深型の冷凍庫(このごろ日本でも普及中)がいります。
それともおうちの冷凍室をからっぽにするか、学校や仕事場の低温室でこっそり作るか? (人が見たらびっくりしますね。)

2014
08.22

『十月のカーニヴァル』

ああ、惜しい。出版がもうちょっと早ければ、 更にハロウィンを楽しく待つ事が出来たのに。

怪奇味のテーマ別書き下ろし短編競作という 雑誌的スタイルで人気を博した ヒット「文庫」シリーズ「異形コレクション」、 今回新書版で登場は、新作と並んで 過去の名作を紹介するその名も「綺賓館」。 その第一弾は伯爵、いやその、 ホラーアンソロジスト井上雅彦氏の心より愛する 「十月のカーニヴァル」 ──ハロウィンを主題にした短編集です。

ブラッドベリ原作の萩尾望都描く一族の集会、 夭折された小泉喜美子の長編小説の一部といった 本格的なハロウィンものばかりでなく、 山田風太郎のおどろどろしい曲馬団の空中ブランコ、 宮沢賢司の夜店に現れる異形等、 なるほど日本にも十月の闇はあったのだな、と 納得してしまいます。

群れ集った精霊達の踊りの輪の中で、 最近の読者は過去の作家の作品に触れ、 旧い読者は最近の書き手の中から、 それぞれが新しいお気に入りの作家を見つけだす、 これは暗く華やかな宵祭。(ナルシア) 2000年11月21日(火)

『十月のカーニヴァル』
監修:井上雅彦
出版社:光文社カッパ・ノベルス

2014
08.22

そは永久に横たわる死者にあらねど
測り知れざる永劫のもとに死を超ゆるものなり

これまで怪奇小説作家ラヴクラフトの創作と信じられていた 太古の邪悪なる旧支配者を語る禁断の書 「ネクロノミコン」は現存した!

博学の徒コリン・ウィルソン氏達の綿密な調査により ジョン・ディー博士の遺した文書が発見され、 その難解な暗号が最新のコンピューター技術に よって解き明かされ、 今ここに暗黒の呪文を紡ぎ出す。 探究の心に燃える者、邪な野心に身を焦がす者、 狂詩人アブドゥル・アルハザードの記した言葉に従い 門なるヨグ=ソトースを召喚せよ。

いやーみなさん、お好きですね。 前世紀に生まれた一人の作家が表した 何とも根元的で魅惑的な恐怖世界に、 当時も複数の作家仲間が文通で参加して空間的に世界を拡げ、 更に数知れない作家達が時代を超えて手間を惜しまず参加し、 時間的にも拡げる作業が今もなお続けられています。 これはまさに幻想文学界のザグダラ・ファミリア教会? 虚構世界に自ら参加する遊びの楽しさは、 電脳界住人の私達にはおなじみのもの。 クトゥルー神話が現実世界に落とす影は 日々濃くなりこそすれ薄れる事はありません。

影といえば。 私の目の前の壁に最前から蠢く このぼんやりとした影は、 この名状しがたい、おぞましい、 およそ現実世界の物とは思われぬ、 こ、この物は‥‥‥‥‥(ナルシア) 2000年10月30日(月)

『魔道書ネクロノミコン』
著者:コリン・ウィルソン他
出版社:学研M文庫

2014
08.22

はじまりから終わりまで、 ハロウィーンの魔法づくしのファンタジー。 世界中のハロウィーンと死者の国へ 旅をすることができるなら?

謎の怪人マウンドシュラウドに導かれ、 不気味なカボチャランタンが実る ハロウィーンツリーに送られて、 少年たちは旅に出る。

少年たちにだけしか、許されない旅へ。

ハロウィーンの夜に。

世界じゅうのハロウィーンへ、 時のかなたのハロウィーンへ。 このすばらしい夜に、なぜか突然消えてしまった、 気のいい一人の少年を捜しに。

ジェットコースターのように、上から下へ。 無限から有限へ。 回転する地球の風に乗って、 過去から過去へ、未知なる世界へ。

ハロウィーンの起源といわれる、ドルイドの祭り。 エジプトの死者たち。 メキシコの、骸骨まつり。

息もつかせぬ展開は、 ティム・バートンの 『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』を 思い起こさせる。

ブラッドベリの巻き起こす風は、 さながら読むアニメーション! 満月がのぼったら、 ハロウィーンが、ほら、もうそこで 笑っている。(マーズ) 2001年10月15日(月)

『ハロウィーンがやってきた』
著者:レイ・ブラッドベリ
訳:伊藤典夫
出版社:晶文社

2014
08.22

[ 用意するもの ]  
・レモン汁 1/2カップ
・アップルサイダー(注*1) 4カップ
・クローブ 5個
・ナツメグ 1小さじ1
・シナモンスティック 2本
・ひきがえるとサラマンダー

[ 作り方 ] 
(1) 鍋にレモンとアップルサイダーを入れます。
(2) ティーボールにスパイスを詰め、ジュースにいれます。
(3) 弱火で5~10分暖めます。
(4) 少しさましてティーボールを除き、配ります。
  冷たくしてもおいしい。

(注*1) 炭酸のはいっていないりんごジュースか、発酵させたりんご酒のこと。

2014
08.22

[ 用意するもの ]
・プレーンヨーグルト 2カップ
・ヴァニラエッセンス 1/2小さじ
・冷凍ストロベリー叉はラズベリー 一箱(解凍しておく)
・氷
・ストロベリーアイスクリーム

[ 作り方 ]
(1) ヨーグルト、ヴァニラ、ベリーはブレンダーで混ぜる。
(2) 氷を入れた背の高いグラスに注ぐ。または、冷やす。
(3) 大きなアイスクリームをてっぺんにかぶせる。

2014
08.22

目玉フルーツ Eyeball

缶入りライチーフルーツを買って来て、芯にぶどうと小悪魔を詰めるだけ。
(赤と緑のぶどうを混ぜてみて。)
中身をくりぬいたかぼちゃの皮にいれて出します。
「目玉」を吸血鬼の血で洗います。赤いドリンクならなんでもいいです。
きれいに洗った小さなかぼちゃの皮に詰めて、リコリス(注*1)をストローにして、 さあ吸いましょう。
 

(注*1)甘草。黒くて歯ごたえがあって、懐かしい甘味の駄菓子。