2014
08.22

◎アイルランド
死者が悪魔、魔女、幽霊、妖怪、黒猫などになって、地上に現れて騒ぎまくり、ありとあらゆる意地の悪い危害を加えると信じられていた。彼らから身を守るためには、焚き火が必要。人々は丘の頂上にかがり火をたき、その火でたいまつをともし、丘を下りたのである。しかし、このような習慣はすたれ、焚き火の代わりにろうそくを用いるようになった。にれ、はしばみ、ひいらぎなどの植物も、悪魔を追い払ってくれる護符だった。
 

◎スコットランド
魔女が魔法の杖をベッドに置き、黒猫に付き添われて煙突から抜け出し、ほうきの柄にまたがって空へ飛び去ってゆく、と信じられていた。