2005
10.05

以前、和紙のお化けランタン・ネコミミバージョンを
五歳の男の子にあげました。
彼はそれがものすごーく気にいったようで、
翌年の秋になると、ずっと
「お願いがあるの」と言っていましたが、
ある日お姉ちゃんに連れられて、お化けランタンを
抱えてわざわざうちまでやってきました。
お願いというのは。
「これ、お面にして!」
え?このネコミミカボチャを自分でかぶりたい、という事?

丸いお化けランタンの後ろに切り込みを入れて
すっぽりかぶる事が出来れば完璧なのですが、
生憎、子供のアタマというのは思ったよりも大きい。
顔につける普通のお面でいいですか。
ランタンを半分に切り、後ろにわっかをつけて
かぶるようにしようと思ったら、この子の場合
アタマの鉢が耳回りより大きくて安定が悪い。
とりあえず耳にあたるところに輪ゴムをつけて
耳にひっかけるようにしました。
できました。けど、ちょっと目と口の位置が君には大きいかなあ。
私がかぶってみると、こんどは大人にはちょっと目口の位置が小さい。
そこで付き添いの小学生のお姉ちゃんにおねがいしてみます。

party_06

これはすごい!目も口もお面の位置にぴったり!
本当に生きているネコミミカボチャのオバケみたいで、
ものすごい迫力。
よおしお姉ちゃん、これに黒いマントを羽織るのだ。
小さな弟は大変身してしまったお姉ちゃんの姿に仰天して、
口があいたまんま。
いやあ、和紙のランタンをヒトがかぶると
こんなに怖いとは思いもよりませんでした。

party_08

迫力ある立体的なお面の作り方は魔女会通信
「和紙のお化けランタン1」
「和紙のお化けランタン2」を参考にして下さい。
目鼻口を切り抜くときに、モデルの目鼻のだいたいの位置を
写した紙をあててオーダーメイドにすると更に凄みが増します。

(ナルシア)