2002
10.04

tmajo

絵と文章が両方書けたら、こうしてすてきな本が
できあがるんですよね。

高柳佐知子さんの「ティスの魔女読本」。
残念ながら今すぐは手に入らないけど、
運がよければ古書で探せると思います。
他に、
「アリゼの村の贈り物」
「不思議の村のハロウィーン」
(すべて河出書房新社)

も、この季節とくに読みたい本ですね。

さて、「ティスの魔女読本」では、
魔女のティスとの出会いと別れを
アリゼという少女がつづっています。

ティスたちの住んでいるのは、地球じゃなくって
ラジムフォウカという
『遠くから見れば青い星』なのだそうです。
そこでの魔女の暮らしぶりや、
ほうきの話やダイアモンドを売る話、ネコの話、
ハロウィーンの地球訪問など、
魔女というスタイルが
しみじみと、りんごの芯のところみたいに
ほのかに甘い酸っぱさで伝わってきます。

私たちの住んでいる星が、
魔女たちにとって、とても美しいところだって
知ってましたか?
(マーズ)

ティスの魔女読本