08.22
■ Jambalaya
魔術的南部都市・ニューオーリンズの名物料理、ジャンバラヤは赤くて辛くて具だくさんの、いろいろおいしいピラフです。
米南部最大都市で行われたアトランタオリンピックの閉会式で、音楽に誘われた各国選手がフィールドに繰り出し、一同ごちゃ混ぜになって踊るシーンを覚えていますか?アナウンサーが喜んで「まさにフィールドはジャンバラヤ状態!」と叫んでいました。そのとき演奏されていたのが名曲「ジャンバラヤ。」フランス入植者とアフリカ奴隷、それぞれの食文化が新大陸で融合して完成したケイジャン料理の代表選手。
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□ ジャンバラヤ
- 鶏肉 200g (骨付き400gでも)
- スパイシーソーセージ(注*1) 200g
- エビ 100g
- たまねぎ 1個
- ピーマン 2個
- セロリ 1本
- にんにく 2個
- 米(注*2) 1カップ
- トマト缶 1個
- スープ 1と1/2カップ
- タイム(ドライ) 小さじ1/2
- ローリエ 1枚
- ホットペッパーソース(タバスコ等)
- あさつき(注*3)
- 塩、胡椒
- 油
(1) 鍋に油を熱し、塩、胡椒、好みでチリパウダーをふった鶏肉とソーセージを炒め、 とりだしておきます。
(2) みじんぎりにした野菜を一度に鍋にいれて炒め、柔らかくなったら米とタイムを入れ、油が米を覆うまで炒めます。
(3) トマトを汁ごとくずし入れ、スープ1と1/2カップを注ぎ、ローリエを入れます。
(4) 鶏肉とソーセージをもどし、ふたをして強火にします。
(5) 沸騰したら弱火にして15分煮、えびを軽く埋め込んでさらに15分煮ます。 途中で水がなくなるようだったら、水かスープを足しても大丈夫。
(6) 炊きあがったら火からおろし、ふたをしたまま10分おきます。 仕上げにあさつきのみじんぎりをふり、このみでペッパーソースを。
※ Point!
○ ケイジャン料理の極意は具だくさんで辛いこと。慣れたら具の量をどんどん増やして、チリパウダーとタイムもたっぷり増やして、本格的に。チリパウダーはスープを注ぐとき入れます。
○ 厚手の大きいお鍋や深いフライパンなどピラフを作るのに適した道具を選んで作りましょう。材料を炒めたあと耐熱容器に移し、スープを注いでオーブンで焼いてそのままテーブルに出すときは、えびを上に飾って豪華に。
【 注 】
(注*1)「アンドゥイ-」というスパイシーなソーセージはケイジャン料理の定番の一つ。 ふつうのソーセージにチリペッパーをまぶして代用して。
(注*2)細長くてぱらぱらのルイジアナ米で作りますが、日本米を使うときは水を吸わないようにさっと水で洗って、すぐ油でいためます。私は「米騒動」のときちょうどアメリカにいて、おいしいカリフォルニア米を毎日いただいていたのでした。そのおかげでタイ米というのを見ていないんですが、もう手にはいらないんでしょうか?きっとジャンバラヤに適しているはず。
(注*3)米南部では青ねぎはたまねぎ以上にたくさん使います。グロッサリーストアに小さめの万能ねぎのようなgreen onionが必ずあるので、日本そばの薬味には不自由しませんでした。