2018
10.06

18neli-hat.

「おやおや?なんかいるみたいだニャ」
ネリはとってもハナがきくので、
ハロウィーンのシーズン、部屋にしのびこんでいる
モノノケたちを見つけだしては、
ひょいっと、猫パンチで
外へ放りだしています。
一度など、放りだされたモノノケが
近所の家の木に引っかかり、夜中じゅう、
ゆらゆらゆれていたことがあります。

「ソファの下かニャ?鉢植えのレモンの影?
ベッドの中かニャー?」
と思いきや!
「ウニャ?焦げくさいニャア!」

18mochi.

「ゲッ、見つかっちまったぁ!!」

猫パーンチ!!!

2018
10.03

毎日使っている「ワード」に、
こんなテンプレートが入っていました。

多分、時期的に目に付くところへ
出ていたのでしょうけど、驚きました。

表彰状

ちょっと、得した気分。

2018
10.01

18dark-mikyan

コンビニで出会ったが最後。
どうしたんだ、愛媛県。と、ちょっと思いました。
保守的で知的なイメージの県で、何かが噴き出している。
それは、ハロウィーンの魂?つまり、我々の言う、ハロウィーン精神?

「ダークみきゃん」は、みきゃんのライバルだそうです。
愛媛県のサイトに、こんな説明が。

誕生日・出身地ともに不明の、謎に包まれたキャラクター。
性格は根暗でいじわる。カビがはえてしまったみかんがモチーフで、
みきゃんに対してライバル心むき出しで挑んでくる敵キャラです。
みきゃんに嫌がらせをするのが大好きなダークみきゃんは、
みきゃんの邪魔をしようと四六時中たくらんでいます。
みきゃん登場の陰に潜んでいるダークみきゃんの姿にも注目を!

18dark-mikyan2

イメージですね、たしかに。

今度ゆっくり、ダークみきゃんと
腹の底を探り合ってみたい気がします。

2018
09.30

1年間のごぶさたでした。

台風とともに始まる10月、ハロウィーンの魔女は
部屋の隅から特別な箒を取り出し、
少し肥ってきた黒猫とともに、夜空を眺めます。

18lantern.

ふたつの世界を行き来する者がもつイメージ世界の
リアリティのみが、最後のすこやかさ、
つまり「希望」としてわれわれを明日に生きのびさせる
ことになるのかもしれない。

…『鏡リュウジの魔女入門』鏡リュウジ著/柏書房 より

2017
10.31

17hallo.crystal1

今宵ハロウィーン
コウモリたちが飛んでゆく
魔法と影の世界へ 

17hallo.batshow

怪物たちも
戻ってくるよ 背中に死者をのせて

17hallo.dino

今宵ハロウィーン・ワンダーランド

17hallo.ghostinthedark

さまよう魂を そっと包みこむ闇の温もり

17hallo.neli.tehe.

今年もひそやかな夢をシェアしてくださって、
ありがとうございました。

――ハロウィーン通信の魔女たちより――

2017
10.30

副題は --ハロウィンからの生命循環

先日のニュースで、
外国から渋谷にやってきた女性がインタヴューに答えていました。
「アメリカのハロウィーンは子供のものだけど、
日本のハロウィーンは大人が楽しむものだから、
ハロウィーンを楽しむために日本にやってきた」と。

急速な盛り上がりを見せる日本のハロウィーン。
商業主義的に定着していくなか、
ハロウィーンって何?
そもそもどんな歴史があるの?

『ハロウィーンの文化誌』
『マイ・ヴィンテージ・ハロウィン』
ハロウィーンの歴史、由来、言い伝え…
ハロウィーンの楽しみ方等、満載の本が相次いで出版されました。

さらに今年は
切れ切れで寄せ集めだったハロウィーンの知識を
まさに円環的に結びつけてくれる本が出ました。

17hallo.certbook.

鶴岡真弓著
『ケルト 再生の思想
--ハロウィンからの生命循環』(ちくま新書)

「ハロウィーンとは何か」
図書館にある古い古い百科事典を漁るように
ハロウィーンに関する知識を調べ続けた頃がありました。
一つ調べ、参照ページを開き、
またそこから参照ページを開く。
ハロウィーンについて詳しくなっているのか、
それとも調べれば調べるほどに混乱し、
「ハロウィーンとは何か」
よくわからなくなり遠ざかっているのか。

サウィン→インボルク→ベルティネ→ルーサナ
そしてまた サウィンがやってくる。
ケルトの死と再生の円環。
バラバラにメモしていたことが
この本によって繋がっていきました。
ハロウィーンを単体で理解するのではなく、
四季の節目節目の祭りのなかで捉えることで、
ハロウィーンの意味がよりはっきりと理解できるのだということを実感しました。

2017
10.29

『バベットの晩餐会』の映画を、やっと観ました。原作は今年、読書会でも読みました。

デンマークのはずれ、ユトランドの小さな村に住む牧師の美しい娘たち。
歳月が過ぎ、
今では老姉妹となった二人の家に
革命の嵐が吹いたパリから逃げ延びてきた女、
メイドのバベット。
貧しい姉妹の元で無給のメイドとなったけれど、
元はブルジョワ相手の高級レストランで
コック長をしていた、バベット。
日々の食費をやりくりしながら15年近く暮らしていたバベットに、
思いっきり料理の腕を振るえるチャンスが訪れます。
その晩餐会のために、海亀からキャビア、高級ワインまで、
田舎の人々が想像したこともない食材を
取り寄せ、
下ごしらえしてしあげていくバベットの姿は、ハロウィーンの魔女もかくや、といったところ。
姉妹に不気味な悪夢さえ呼び起こします。だって、海亀だって届いた時は生きていたんですから。

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その晩餐会の映像を観ながら、ハロ痛の魔女がこしらえたのは、適当きわまる
カボチャのスープでした。

17hallo.soup.

心だけは、カフェ・アングレの風を吹かせて。