10.24
ハロウィーンを楽しもう!
ハロウィーンといえば、魔女。
ハロウィーンで魔女といえば、エイドリアン・アダムズの絵本と
連想します。
この絵本の絵は、ちょっと大人っぽいのが新鮮でした。
魔女も複数だと単独よりも悪いイメージです。
でも。
みんながみんな、悪いことばっかり
しているわけではないのです。
『やさしい魔女』の主人公、
リトルは、そんな魔女の仲間。
人に親切にして、世の中を
明るくしていけるような魔女です。
魔女たちのリーダーは、
最後にリトルを認めてくれたのでした。
リトルのような魔女も、魔女の世界には
必要なのです。
『やさしい魔女』
作/ジーン・マセイ 絵/エイドリアン・アダムズ
訳/大石真理子 出版/新世研2002
1年ぶりのハロウィーンシーズン、お元気で過ごされていますか?
ご存じのようにこの地球でもいろいろな出来事が起こっており、
ハロウィーンに帰ってきたソウルの皆さんも
びっくりするのではないでしょうか。
さて、初日から大穴と言いますか。地下室と言いますか。
一世を風靡した頃から、プログレ・ロックは聴かず嫌いでした。
アラン・パーソンズ・プロジェクトのデビューアルバム、
『怪奇と幻想の物語~エドガー・アラン・ポーの世界』
(1976 リミックス1987)を9月に知ったのです。
エドガー・アラン・ポーといえば
ハロウィーンを代表する作家・詩人と言えますが
作品をコンセプトにしたアルバムがあるとは
恥ずかしながら知らなかったのです。
収録曲は
夢の夢
大鴉(レイヴン)
告げ口心臓
アモンティラードの酒樽
タール博士とフェザ教授の療法
アッシャー家の崩壊(6曲)
リストを見ただけで流行るハロウィーン魂。
1987年にリミックスを加えた2枚組のアルバムを
発表しています。
オーソン・ウェルズの
ダイアログも聞けます。
曲を聴いていると、遠い昔に
どこかで聴いたなあと思えるフレーズもあるし、
最近も何かで使われていたよね、と
思える曲もあります。
この10月も、怪奇と幻想を
羽ばたかせて過ごしたいものです。
ハロウィーンおめでとうございます、
全世界で里帰り中のソウルの皆さん。
あちこちで子どもたちのソウリングも始まっていますね。
お菓子とかイタズラとか、収穫の多からんことを
魔女として祈ります。
せっかくなのでハロウィーンのディナーを
つくってみようと本を開いたら。
魔法がかかってしまったようです。
大きな魚がちっちゃくなって、
ケーキは真っ黒になり、
生クリームの飾りは
柿の種になってしまいました。
なぜ魚の乗ったケーキを作ろうとしたのかって?
うちの黒猫にあげるためです。
おや、お皿に化けてしまいましたか。
豆皿って、けっこう使えますよね。
どちらさまも
2021年のハロウィーンをお楽しみいただけますように。
現実のほうが空想や妄想を追い抜いてしまったような
この2年ほどの日々でしたが、
そんななかでもハロウィーンを遊ぶこころは色褪せていませんね?
むしろ世界じゅうの、子どもの夢を忘れずに持つ者たちにとって
生きる「よすが」となっていることでしょう。
今年も「ハロウィーン通信」におつきあい
くださいまして、ありがとうございました。
☆★☆三魔女より★☆★