2004
10.03

あれはなに?
森のいちばん黒い木に、
ともったあかりのそばに行きたい

catwalk

ささやき声や風の音が
背中をそっとなでるけど

あれはなに?
まよなかの月が雲にかくれたら
そっと足音しのばせて出かけよう
森のいちばん黒い木に、
あかりが笑って呼んでいる

あれは、
あれは、
あれはきっと、

今夜、わたしを待っているから

(魔亜巣)

2004
10.02

「こんな魔女を描くのって、すっごく楽しいだろうな」
そんな風に思える絵本に出会いました。

エイドリアン・アダムズは、米国の絵本作家・イラストレーター。
魔女とうさぎが、得意なモチーフ。おお。
しかも、うじゃうじゃいるのが、アダムズの絵本。

adams

「魔女たちのハロウィーン」「魔女たちのパーティ」

残念ながら、どちらも今、手に入らないようです。
もう一冊、「魔女たちのあさ」(アリス館)という絵本も出ていますが、
こちらも入手できないようで、残念。

アメリカでは2冊とも手に入るので、良かったら洋書ストアで探してみて
くださいね。
たぶん、この絵だけでじゅうぶん意味がわかると思います。
なんせ、魔女やカボチャや小鬼が、うじゃうじゃです。
舞台はずっと、くらい夜のなか。
ちょっとどきどき、子どもたちを引き寄せる
楽しい魔女の世界です。

「魔女たちのハロウィーン」は、
子どもたちが魔女のパーティーにお招きされて、
魔女たちが一生懸命作った、大きな大きなカボチャの塔に入って、そして、
てっぺんから、コウモリ・ハンググライダーで飛ぶのです。
魔女といっしょに、です。
カボチャの塔、見てみたいですよね。

「魔女たちのパーティ」の始まりは、

しんぞうが バンブンバンと ひびいて、(中略)
こわくって、こわくって、ひきかえそうかと、まよいはじめたとき、
月かげに 小さい鬼が みえました。(/引用)

ああ、わくわくするではありませんか。
(マーズ)

※「やさしい魔女」(ジーン・マセイ&エイドリアン・アダムズ著/新世研2002)も入手困難です。読みたいな。

「魔女たちのハロウィーン」エイドリアン・アダムズ著 / 訳:掛川恭子 / 佑学社1993
「魔女たちのパーティ」ロンゾ・アンダーソン、エイドリアン・アダムズ著 / 訳:奥田継夫 / 佑学社1981

“A Halloween Happening”(魔女たちのハロウィーン)
by Adrienne Adams,Publisher:Aladdin,1991

“The Halloween party”(魔女たちのパーティ)
by John Lonzo Anderson,Adrienne Adams,Publisher:Scribner,1974

——————————————–
※『ハロウィーン通信』についての検索はこちらから。

2004
10.01

メアリー・ポピンズのシリーズ第4作、「公園のメアリー・ポピンズ」には
楽しくってうきうきする、ハロウィーンのエピソードが
登場しています。

バンクス家の子どもたち、ジェインとマイケルは、
ハロウィーンの夜、影たちの、そう、自分たちの見慣れた影が
逃げていくのを追いかけて、公園の門をくぐります。

「なんのパーティー?」と、マイケルがききました。
「きょうは、ハロウィーンだろ。」マイケルの影がいいました。
「影が、みんな、自由になる晩なんだ。それに、こんやは、
また特別なんだよ。だいいち、満月だろ─そして、
ちょうど、お誕生日のまえの晩なんだ。だけど、さあいこう、
おくれないほうがいいよ!」
(引用)

公園のなかでは、「マザー・グース」の楽しい世界が
しゃべりだして踊りだして、大にぎわい。

いったい、だれのお誕生日の前夜祭だったでしょう?
それは、ここだけのお話ですが、あの、
メアリー・ポピンズそのひとのお誕生日の、イヴだったのです。
しかも、メアリーの影だけは、かかとにピッタリくっついているのです。

なるほど、彼女なら、ありそうなことですよね。

「公園のメアリー・ポピンズ」著者:P・L・トラヴァース / 訳:林容吉 / 出版社:岩波少年文庫

2004
09.30

はじまりました、いよいよハロウィーンシーズンの到来です。
毎年楽しんでくださる皆さまも、はじめての方も、どうぞよろしく
ハロウィーンまでお付き合いください。

boo

Boo!
これ、ねらったわけではないのですが、
砂目もようのある昔風のガラス障子にはりつけたグニャグニャの
ゴーストくんたちを、携帯のフラッシュで撮ったらこうなりました。
よくうろついている近所に、ハロウィーンの熱気を発散してる
お店を見つけ、調達してきました。そのうち車に貼ろうかな^^

なぜか今年は、しりあがり寿さんの、去年のハロウィーン当日の
新聞連載4コマ漫画に影響されてか(シィアルが保存していた)、
「カボチャ祭り」という呼び方がお気に入り。
地球防衛家のお母さんは、堂々とハロウィーンをカボチャ祭り宣言。
子どもに訂正されるも、商店街では祭りハッピ姿のおじさんが、
カボチャ祭りのカボチャなるものを、元気に売っていました。

もしかして、こっちの名前のほうが広まる?(笑)

あなたの夢の、カボチャ大王はいずこに?

(マーズ)

2003
11.03

毎年、ハロウィーンには、いろいろな小物を買い集めます。
少しでもハロウィーンを賑やかで楽しくと、
その一心です(笑)

ガチャポンで、可愛いハロウィーンフィギュアを見つけました。
いい大人が。
真剣に、こんなことしてていいのかと、
ちょっと恥ずかしかったです。
「くまの○ーさん おきがえフィギュアマスコット(仮装パーティー編)」
ヴァンパイアや魔法使い、オオカミ男、フランケンなど
5種類(+レア1種)の仮装をしています。

omake3

<結局、3種類+レア1種で、断念。>

大人げがないついでに。
小学生のめいっ子から、
HELLO ○ITTYの「おそうじマスコット」をもらいました。
パッケージを見ると、メイドさんやフラダンサーの○ティが。
全部で6種類ある中で、ラッキーにも、魔法使いの○ティでした。

omake2
<ほうきだけでなく、ちりとりもついてました (^^)v>

でも。
ミスドのノベルティのゴブリン・グッズはGETできませんでした。
最近、ドーナツをあまり食べなくなってしまって。
先日おみやげにもらったパッケージが、
件のゴブリンだったので、せめてと思い・・・。

omake4
<ちょっと、未練がましいですね(笑)>

おまけ。
マーズがジャック自慢をしているので(笑)
私のお気に入りジャック。

omake1
<マグネット・ジャック>



「クリスマス通信」
 → クリスマスの種
 ※ 11月中旬頃より、再開予定。

(シィアル)

2003
11.01

Halloweenの夜が明けて、11月1日はHallowmas。
カトリックの国々ではAll Saints’ Day、
「万聖節」、「諸聖人の日」として
天国に居並ぶ聖人達のための祝日です。

thanks3

カトリックではまた個別の聖人の日があって、
その日に生まれた子供の多くは
その聖人の名を授かるのだと
以前知り合いのスペイン人に聞きました。

お菓子を貰った子供達も、
悪ガキ共にカボチャを割られて散らかされたり、
庭木にトイレットペーパーロールを巻き付けられたおうちの人たちも、
昨夜の騒ぎでよれよれの魔女もお化けもゆっくり休んで、
透き通った秋の日を楽しみましょう。

古代ケルトでは収穫祭、そして新年のはじまる日。




thanks2

<マオも、仮装を楽しみました(?)>

thanks1

<来年もまたよろしく>



その前に。
クリスマスにお会いしましょう。
「クリスマス通信」
 → クリスマスの種
 ※ 11月中旬頃より、再開予定。

2003
10.31

majo1

ハロウィーンの夜。唱える魔法の呪文は?

“Hocus Pocus(ホーカス・ポーカス)”は呪文のこと。
魔法の呪文と言われて、すぐに浮かぶのはどんな呪文?

アブラ・カダブラ
チチンプイプイ
それとも。
マハリク マハリタ
テクマクマヤコン (どちらも、古すぎ?笑)
そうそう。
ビビデバビデブー !
というのも、ありますね。

さて。
ハロウィーンの夜に、ぴったりのビデオがありました。
それが、「ホーカスポーカス」。
ところは、マサチューセッツ州セーレム。
時は、まさにハロウィーンの夜。
マックスと妹のダニー、クラスメートのアリスンは、
町の魔女屋敷で、300年前の魔女裁判で処刑された3人の魔女を
うっかり蘇らせてしまった。
魔女たちは、300年前の恨みを晴らし、永遠の命を手に入れようと、
マックスの妹ダニーを狙いはじめる。

この三人の魔女には、ベッド・ミドラーや、
「SEX and CITY」のサラ・ジェシカ・パーカーなど、
豪華なキャスティング。
子供たちを助ける黒猫ビンクス(魔女の呪文で黒猫に変えられ、
魂をとらわれてしまった少年)には、CG技術が使われ、見所満載。
家族で楽しめる映画です。

majo2

“Hocus Pocus”について、英語サイトを調べてみると──
この言葉が最初に現れたのは、17世紀の初期頃。
ジェイムズ王の時代の魔法使いが、魔法を行う際に使っていた、
“Hocus pocus, tontus talontus, vade celeriter jubeo”
という意味なし言葉から由来するそう。
他の説(現在のOxford dictionaries)では、
意味のないラテン語の ”Hax pax max deus adimax” というフレーズが
語源という説も。
さらには、”Hocus Pocus”という言葉は、
そもそもローマ教会の司祭がtransubstantiation(全質変化)を
行うときに使っていた”hoc est corpus”という言葉に
由来しているとの説もありました。

“Hocus Pocus”の語源、色々あるのですね。
(もっとも、いい加減でおおざっぱな解釈なので、
はなはだ不正確ですが…。)

majo3

さて。さて。
ハロウィーンの夜。
大きな三日月が、西の空にかかっていました。
“Hocus pocus, tontus talontus, vade celeriter jubeo”
呪文を唱えて、どんないたずらをしましょうか?

hm2

Happy Spooky Halloween!!
(シィアル)

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「ホーカス・ポーカス」
原題:”Hocus Pocus”
監督:ケニー・オルテガ
製作:1993 / アメリカ (97分)
出演:ベット・ミドラー / キャシー・ナジミー / サラ・ジェシカ・パーカー

→ 詳しくはこちら。
「ホーカス・ポーカス-goo 映画」
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10760/