2001
09.11

シィアルの日記の補足?。
猫やにとって、ハロウィーンが特別なのは、きっと、それが
魔女と深いかかわりのある歳時記であることと、
同級生の3人が時を経て再び会し、
お天気猫屋(屋が漢字)という雑貨グループを作ったころに
ナルシア宅で催された、スーパーハロウィーンな凝り凝り宴会の
記憶につながるからではないだろうか。

その日のレシピは、いまもって猫やのハロウィーンに
燦然とかがやいている。
アメリカ南部が匂うようなハロウィーンの飾りもの(ほとんど手製)は
私たちの記憶のなかにしまいこまれている。

あの夕べ、私とシィアルがナルシアの家の呼び鈴を鳴らすと、
しばらくは何の反応もなかった。なぜか灯りすらない。
やがて、奥のほうから、ゆらゆらとゆれるロウソクの
灯りとともに、黒いショールを垂らした白い顔の魔女が
─それでもアメリカ帰りの魔女は以前より色黒だったのだが─
無表情にドアを開け、我々を導き入れたのだった。
玄関には、これもいまもって猫やに格納されている
カキのランタンが飾ってあったのは、いうまでもない。

( マーズ )

2001
09.10

今年も、ハロウィーンが近づいてきました。
今月から10月末まで、猫やもハロウィーンVersionです。
Topのかぼちゃから、ぜひ遊びに来てください。
これから、少しずつ、
ハロウィーンを充実させるべく、Upしていきます。

2001
09.09

ハロウィーンは、私にとって、猫やにとって、
なぜだかわからないが、とても大切な行事である。
猫や開始以来、着々とコンテンツを蓄積していっている。
(充実していっているかどうかは、甚だ不明であるが。)
言い換えれば、猫やの中でももっとも古いコンテンツの一つであり、
非常に、未熟な(というか、恥ずかしい)部分でもあるのだ。

この時期になると、毎年、そう多いわけではないが、
ハロウィーン関連の記事の中で、
ここを紹介させて欲しいという、リンク依頼が来る。
時には、まるごと、無断引用されていたりもする。
(出典は書いてくれている。)

あらためて、ハロウィーン通信を読み返してみると、
強烈に文をなしていない部分も多々あって、
恥ずかしさに、赤くなるやら、青ざめるやら。。。
ネット上に、生き恥を晒しているようなものである。
なのに、ちょっと悦に入ったりしていたから、
知らない、気づかない、ということは、
つくづく、幸せなことである。
もっとも、気づいた今は、穴を掘って埋まってしまいたい気分。

まあ、とりあえずそこも、それなりに、リライト(by maaz)し、
また、今年も、少しずつ、コンテンツを増やしていくつもりである。

(シィアル)

2000
10.31

その惑星の名はファンタスマゴリア。
訪問者は回転する惑星の任意の世界をクリック、旅が始まる。
なつかしいフープ博士の道案内によって。
たむらしげる氏の世界がなぜこれほどCGのトーンになじむのか、
漫画や童話、イラストで見ていただけの時は不思議だった。
アイデアさえあれば誰にでも描けそうで、描けるはずのない世界。
CGになっても損なわれない線のあたたかみ。

このヒットソフトの遊びごころの一つは、時によって、その日だけの
イベントが見られるという設定にある。
1年365日、その日を逃すと1年後まで見られないプレゼント。

10月31日はハロウィーンのイベントが待っている。
ファンタスマゴリアのどこかで…。
(M)

☆劇場版もあります。

☆本はこちら。

2000
10.31

1999/USA
[ Sleepy Hollow ]
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ/クリスティーナ・リッチ/クリストファー・リー/クリストファー・ウォーケン
– HEADS WILL ROLL –

-荒唐無稽なお話を支える、細やかなリアリティ-

「スリーピー・ホロウ」の内容については、
ハロウィーンの部屋の方でナルシアが紹介しているので、
ストーリー以外で感心したことに触れます。
この映画は非常に楽しいホラーでした。
創りに創りこんだ世界の中で、
力いっぱいスプラッターが繰り広げられ、
そのたびに、客席から大喜びの笑いが…

しかし、この映画、非常に設定が細かく正確なのです。
イカボッドがヒロインのカトリーナに表に「小鳥」、
裏に「鳥かご」の絵のついた紙のおもちゃを回転させて見せているシーンを覚えているでしょうか?
甘いセリフ(?)をささやきながら、
「小鳥を鳥かごに入れて見せるよ」とか何とか言って。
実はこの紙のおもちゃは「ソーマトロープ」といいます。
1825年にイギリスで発明されたおもちゃです。
たかがおもちゃとあなどるなかれ。
これは、人間の目に残る「残像現象」を利用することで、
小鳥が鳥かごに入っているように見えるのです。
この「残像現象」を利用することが、後の映画の誕生につながっていきます。

・ソーマトロープ(1825)
・ダゲレオタイプ(1839)
・プラキシノスコープ(1878)
・キネトスコープ(1889)
・シネマトグラフ(1895)
→ 映 画 の誕生
「動く絵・幻燈・写真」こそが、映画を作り出した三要素なのです。

で、その正確さですが、映画のラストで新世紀を迎えるので、
映画の舞台は1900年の冬。
イカボッドの子どもの頃のおかあさんとの想い出のシーンがあったから、
おおよそでイカボッドの年齢分引いて、
イギリスとアメリカとのタイムラグで微調整して推測すると・・・。
ちょうど1800年半ばにソーマトロープがイギリスで流行り、
やがてイカボッドの子どもの頃にアメリカに伝わってきたという計算が合うのです。
非常に小さなことだけれど、
きちんと小道具の時代のつじつまが合っていることに感心してしまいました。
荒唐無稽な物語だからこそ、小さなウソはつかない。
なんだか、勝手にティム・バートンの心意気を感じているのですが。

とはいえ。 
・・・検証できた「細やかなリアリティ」はこれ一点なので、大声では語れませんが。

2000
10.31

ハロウィンの申し子ティム・バートン監督の新作は、アメリカの子供達にお馴染みの昔話*、疾駆する首無し騎士の恐怖と小心者で愛嬌のある主人公のキャラクターを生かした、不気味でコミカルなゴシック・ホラー。

ニューヨークから来た合理精神旺盛な捜査官(ジョニー・デップ)は金髪の髑髏みたいに(笑)可憐な村娘、押し掛け助手の少年を引き連れて古風な村で巻き起こる凄惨な連続猟奇首狩り殺人事件の謎を追います。

奇妙な美しい絵本のような落ち葉の散り敷く森の中で、首は転がり血は飛沫き魔女は飛び出し陰謀渦巻き、ロマンスあり幻想あり活劇ありついでに探偵もやっちゃう快作。
いちいち卒倒してる場合じゃないですよ捜査官!

劇中特にハロウィンとは断わっていませんが、前半何度も印象的な形で登場するカボチャ提灯が奇異な伝説の村を彩どっています。(N)

*「スリーピー・ホローの伝説」(W・アーヴィング著 新潮文庫「スケッチ・ブック」)

2000
10.31

The Addams Family / 1991年 / アメリカ / 監督:バリー・ソネンフェルド
Addams Family Values / 1993年 / アメリカ / 監督:バリー・ソネンフェルド


 
年中ハロウィーン。ユーモアに毒のスパイス。

2014年春
「アダムス・ファミリー」、ミュージカルになっていたんですね。
キャストはこちら。
アダムス家の人々、雰囲気ありますね。