Archive

Archive for 4月, 2013

4月
22

カーさん

『カラスの教科書』(松原始・著)を手に入れ、読み始めた。
カラス好きが書いた、カラスの本が、ずっと
読みたかったのだ。
この本は、見るからにそういう気配だ。
さっそく引用してみよう。
”誰かのお土産らしいクッキーが置いてあるのだが、
カラス的には、当然、食べてもいいよね?”
そうかそうか、
「ボソ」と「ブト」ね。なるほどなるほど。。

4月
17

ひとり旅の疲れ

昼から、各駅停車の列車で1時間あまりの町へ出かけ、帰ってきた。
私にとっては初めてに近いことである。
現地にいたのは1時間半ぐらい。
その町へは割とよく行くのでそれなりの土地勘はある。
ふだんクルマ社会の人間なので、車窓の景色を確認したかったのと、
のんびり独り旅をしてみたかったのだが、
結果としては車窓からの確認ぐらいしかできなかった。
あと、乗り合わせた女子大生二人の恋愛模様を
いやおうなく耳に入れさせられた。
訪ねたのは400年ほど前にその地を治めていた領主を
祀った神社と、かなり古い喫茶店。
雑貨店にも行く予定だったが、隣駅へ移転していたらしく、
露地をさまよったのみ。
本も持たず、長距離を歩く体力もないしで、
30分以上時間が余ってしまった。
そうそう、駅弁を買って車内で食べる、というのも
実行できた。
冷えた鰻丼はおいしいとはいえなかったけれど。
前々からしたかったことを敢行した割に、
疲れはあるが、満足感は少ない。
訪ねる町を選び損ねたのかもしれないし、
そもそも、そういうことが楽しめないつまらぬ人間に
なったのかもしれない。
なぜか地元駅の券売機で切符を買うのに
手間取っていたら、年配の職員が来て助けてくれようと
したのだが、その人も買い方がわからず、
有人の窓口で買うことになってしまった。
しかも切符は、思った以上に高かった。
もし今度、独りでどこかの町を訪ねたくなったら、
クルマで行くことにしようと思った。
それならば、心配なく、のんびり独り旅ができるだろうと。
つまらないけれど、のんびりと独り旅はできる。
でも、列車独り旅につきものの、乗り間違いを危惧する
ドキドキ感は減るだろう。