Home » 世にあって » ひと言で。
1月
19

かつて法律を学んだことのある

シィアルに、きいてみた。

「憲法ってなに?」と。

すぐに返ってきた答えは

「国としての理念や、考え方。」

「それは、国のコンセプトみたいなもの?」

「まあ、そんなようなもの。」

 

という会話になった。

身にしみるように、そういう概念が

法律を学んだ人のなかには入っているのだろう。

この問いに、私はこれほど簡潔には

答えられない。

私が美術系出身だから、というのも

あるのかもしれないが、

法とは何かを深く学ばなかったという意味では、

他の学問分野でも似たりよったりだろう。

このごろ特に思う。

行政や政治家、そして図書館には

法学部出身者を、適度に配置すべきだと。

そうすることで、権力を見張ることにも

なるのだと。