Home » 出会い » 遊びは世界を救う。
7月
23

6月から、このことを書こうと思いながら、例によって時は逸れた矢のごとし。
「猫88」というキャットフードのことである。
ねこぱっぱ、と読む。
今のところ3種類出ていて、私は大きい量販店では見たことがないが、
コンビニで入手した。
しゃけ、かしわ、牛肉の3つ。
何がすごいかというと、遊びごころ。
レトルトのパッケージには、ありがちな猫の写真やリアルイラストでなく、
脱力系の猫ちゃんが描かれている。
かしわの場合、葉っぱをくわえた(ぱっぱ、だから?)猫が、ぐだっと
横になっていて、立てたしっぽの先に、小鳥が一羽。
しゃけの場合は、やる気なさそうな猫が、釣り糸を垂らしている。
サブコピーは「~君が飽きるまで~」
そう。猫は飽きるのである。だから、これは100%商品説明として正しい。
どんなすごいフードだって、猫様が飽きてしまえば、猫またぎである。
表側の最下部には、
「猫∞無限大」
そう書かれている。もうダメ、手に取って裏を見る。
かしわの裏にはまず、
「肉食系の君に」とあり、説明書きが書かれているのだが、
細かい文字で書かれたその一文字一文字にいたるまで、
猫と飼い主へのシンパシィが満ちている。
いわく、
本商品は愛猫用です。愛猫以外には与えないでください。
お子様や愛猫の届かないところに保管してください。
…といった文言にくすぐられつつ、販売元を見れば。
「株式会社わんわん」
え?
ああ、大阪ね。なるほど。
とりあえず、この2種類を即買いし(うちでは猫に牛を食べさせるのは
おかしいだろうというので、魚・鳥サイズまでのフードしか与えてない)、
ホームページを探して見た。
ただ、発売元のサイトでは、この商品はマイナーなのか、
しょせん猫よりも犬が大事なのか、猫88に関する
目新しい商品情報も、特別な思い入れも、感じなかったのだが。
こういう遊びごころが、生きていく励みになるので、
お礼が言いたい。
肝心の中身は、チットもチャイコも普通に食べていたので、
またそのうちに買おうと思っている。
ちなみに、タウリンとビタミンE配合である。