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7月
29

山のカフェで、そこの一番あたらしい家族である赤ちゃんを見た。
まあなんと、かわいらしい女の子で、
この子を育てるためなら極悪非道にもなれるだろうというぐらい
無垢で美しい子であった。
つづいて、久しぶりに山を越えてもう一軒のカフェへ顔出し。
ここにもまた、一番あたらしい家族である子犬がいた。
まあなんと、かわいらしい賢い子で。
とってもくすぐられるけれど、どんなに頼まれても
いまはこれ以上生きものを育てられないし、そんなこと頼まれても
いないのだけど、
無垢であることは等しいのであった。
捨て犬だったという母親は、どうしても見ず知らずの人間に
触れようとはしないのだったが。