2020
10.30

20.ranbo-2

右上がりに切れた帯に80年代のバブル的熱を感じます。

彗星のごとく消え去った詩人、と表紙に解説されている
アルチュール・ランボー。37歳で風に乗った天才詩人。
わたしの思う天才とは、熱に浮かれて一生を過ごす人です。

「一番高い塔の歌」という詩には
ハロウィーン的熱が叫ばれています。

“ああ、時よ、来い、
陶酔の時よ、来い”

…さあ、いよいよ明日は。

20.ranbo
(「アンネの思い出」)

『地獄の季節』/著・ランボオ/訳・小林秀雄/岩波文庫1938