2005
10.31

Happy Halloweeeeen!!

皆さま、ハロウィーンおめでとうございます!

さて、今年はどこでどんなハロウィーンを過ごされてますか?
今年は魔女会での工作料理ワルだくみ他ができなかった私たちですが、
そんな私たちのもとに、大力作の仮装写真がとどきました。

名付けて、
「真夜中のパンプキング」

pumpking
提供:金沢みやお様

こつこつと手づくりされたマスク、光る眼、しっかり決めた
ハロウィーンスーツ、赤いバラに怪人ポーズ。
どんな仮装パーティーにも大手を振って君臨できますね。
(来年から写真を募集しようか?と思った管理人その1)

こちらも、パンプキング様に教えていただいたわくわくする情報です。
☆「mixi ハロウィーン仮装大賞」に行ってみませんか?

→コミュニティ・エンターテイメント [mixi(ミクシィ)]
http://mixi.jp/

では、会員によるハロウィーンの仮装コンテストを開催中です。
かなり集まっている様子。。乞うご期待!!
(会員でない方は、ログインにお知り合いからの紹介が必要です)

pumpkinbeam2

そんなこんなで、今年のハロウィーン月間も終了か?と
思いきや・・・

pumpkinbeam

「明日もまだ続くのじゃ!Ha,Ha,Ha」

-マーズ・ナルシア・シィアルより感謝を込めて-

2005
10.30

くだもの屋さんでミカンを買ったら、
おまけにカボチャをもらいました。
手のひらに乗るぐらいの、かわいいカボチャです。
色はオレンジがかった緑色。
「坊ちゃんかぼちゃ」というのだそうです。
お店の方いわく、そのままレンジでチンすれば皮ごと
食べられますよ、とのこと。

ラップでくるみ、チンすること約8分。
確かに、おいしく食べられます!

bocchankabocha

ナイフで4つに割って、バターを垂らして。
(種は除きました)
皮もやわらかくて、実の感じが、ちょっと柿を思い出します。
ちょうどいい甘さ。バターに合う味です。
お店のチラシによれば、これでプリンも作れるそうです。

ああ、もうひとつあれば、小さくとも
雰囲気たっぷりのジャック・オ・ランタンができたのに。
中身は取り出して、ちゃんといただけるんですからお得です。

(マーズ)

2005
10.29

ハロウィーンのお仲間は、
オレンジ色のカボチャに黒い魔女に猫に蝙蝠に蜘蛛、
あと、真っ白いガイコツにも参加して貰いたいなあ。
と、いうわけで、ちょっと派手目な骨のオバケのお話。

ある男性が住み慣れた都会を離れ、
まだ造営中の町に移り住みました。
ある日、寝室を出て扉を開き、中庭を見てみると。

死人のしゃれこうべどもが、いくらと言う数も知らず、
庭に満ち満ちて、上になり下になり、ころびあいころびのき、
はしなるは中へまろび入り、中なるははしへ出づ。
おびただしくからめき合いければ、

無数のドクロが中庭いっぱいに溢れてころころごろごろ、
からから乾いた音をたてて鳴り合っています。

かくして多くのどくろどもが、一つに固まりあい、
坪の内にはばかるほどになッて、
高さは十四五丈もあるらんとおぼゆる山のごとくになりにけり。
かの一つの大がしらに、生きたる人のまなこの様に、
大のまなこどもが、千万出で来て、入道相国をちょうど睨まえて、
瞬きもせず。

四十五メートルもの高さの髑髏の山に千万の目玉、
中庭に気軽に出て来たにしては
ものすごいスケールになったものですが、
こちらも少しも騒がず睨み返すと、さしもの化物も、

霜露なンどの日にあたッて消ゆるやうに、跡かたも無くなりにけり。

むくむく湧き出た数限り無いしゃれこうべが
リズミカルに転がり回ってからから音を立て、
まるで南米あたりの陽気なガイコツのよう。
果ては合体して、目玉がずらっと出て睨む。

私はこのドクロのオバケがとても好きなのです!

この化物が出たのは、治承四年(1180年)、
三歳で即位させた安徳帝を連れて、
平家が京都を捨て都移りをした福原の都。
目撃した男性は、入道相国・平清盛その人。
平家物語 巻第五「物怪之沙汰」より)

(ナルシア)


『平家物語 ビギナーズ・クラシックス』
角川ソフィア文庫

2005
10.28

ハロウィーン的怪奇趣味たっぷりのミステリと言えば
密室トリックの教祖、ディクスン・カーの作品でしょう。
『火刑法廷』は無気味なサスペンスにして本格派の推理小説、
おまけに幻想的な怪奇小説としても読めるお得なミステリ。
出版は海外本格ミステリの最も輝ける時代、1937年。

十七世紀・ルイ十四世の宮廷で最も名高い毒殺魔、
その身を火刑に処せられた、かの美貌の貴婦人が
現代に蘇るなどと言う事が現実にありうるのでしょうか。
都会の編集者である主人公は、週末を過ごす別荘の
隣人一家に降り掛かった不可解な事件に巻き込まれ、
超自然的な存在なくしては説明のつかない謎の数々を
自ら体験する事になってしまいます。

ふと彼はこの夜が四月の終りではなく、十月末の万聖節の前夜なのだという気がした──というのも、車が動きだしたとき、たしかに通りの誰かが彼の名前を呼ぶのが聞こえたからだ。
(『火刑法廷』第一部より)

アメリカ人がぞっとする雰囲気を感じるのは、
ハロウィーンの頃なわけですね。
舞台は1929年、人家の少ないフィラデルフィア郊外の古めかしい館。

火刑法廷(The burning court)は十七世紀のフランスで、
魔術的な犯罪を裁き火炙りの刑に処した法廷です。
かつて薬物を邪な目的に用いる事は魔術の一種であると
見なされたため、毒薬を使った者は火刑に処せられたのです。
薬物使いが魔女として処刑されるなら、
私や友人達は何度焚かれる事やら。

居心地のよさそうな小ぢんまりした部屋の卓上カレンダーには、赤い文字で十月三十日と出ている──翌晩が万聖節前夜ということになる。  
(『火刑法廷』エピローグより)

ラストシーンはちゃんとハロウィーンの時期になってますよ。

久しぶりに読んでみると、最初のうちはなかなか読みづらい文章です。
でも文体の取っ付きの悪さとか翻訳の誤りとかそんな事は全く気にせず、中学生の私はクイーン作品に続いて、家の壁一面を埋めた細長いハヤカワ・ポケットミステリのカー作品(カーター・ディクスン名義含む)を片っ端からのめり込むように読みました。楽しかったなあ。
今、少年少女達が毎週、「まるで悪霊の呪いとしか思われない密室殺人の謎」等に対して名探偵コナン君と推理を競っているのの先祖みたいなものかな。

ところで、海外ミステリの熱烈な紹介者でもある江戸川乱歩は
カーの大ファンですが、『火刑法廷』のオチに関してだけは
あまり好みじゃなかったみたいです。
でも、今となってみればエンターテイメントとしては
カーの手法が主流かも。
さすが。(ナルシア)

『火刑法廷』
著者:ジョン・ディクスン・カー
訳:小倉多加志
出版社:ハヤカワミステリ文庫1976

2005
10.27

視線を感じて、ふっとビルの窓を見上げると。

カボチャあたまの人物が二人、こちらを見下ろしている。
なんだ、よく見れば窓に色紙を貼っているのではありませんか。

それにしても、等身大の彼らのポーズが、いかにも
本物っぽいのです。カボチャあたまに帽子をかぶり、
案山子のような黒っぽいマント状の服がシルエットになっていて、
良からぬ相談でもしながら通りを物色しているようです。
(体格から考えても性別は男性ですね)

すごいなと思ったのは、彼らの出来だけではありません。

カボチャといえばハロウィーン、ハロウィーンは
ハーヴェスト(収穫)の祭とも時期的に重なるわけですが。

そこにはEVER GREENという文字が。
そう、HALLOWEENと
どこやら似た語尾でありながら無関係な、
常緑色をした大きなロゴが、
カボチャあたまの二人を取り囲んでいるのです。

その取り合わせの妙に、ただただ感じ入るのでした。

(マーズ)

2005
10.26

各地でハロウィーンイベントが盛り上がっているようです。
テーマパークやショッピングモールでのイベントは、
お客さんを集めるだけでなく、
ハロウィーンの楽しさを広める意味でも、
効果があることでしょう。

* キャナルシティ博多
http://www.canalcity.co.jp/home.html

こちらでは、「ハロウィン仮装サービス」10/8-10/31
というサービスを展開中。
仮装して来店すると、モール内のいろんなお店で
割引やプレゼントのメリットがあるそうです。

カフェでとなりの席にガイコツさんと魔女が
座っていたら、楽しいですよね!

恒例となっている、お化けカボチャのイルミネーションも
見ごたえがありそうです。

「ハロウィンキッズパレード」は子どもたちの参加するパレード。
10/30(日)17:00~の追加パレードは、
福岡シティ劇場で上演中の『美女と野獣』から
飛び出したキャラクターたちも参加するというオマケつき。

ハロウィーンの醍醐味は、だんだんテンションが
あがっていって、「じゃあ、私も!」「こっちも!」
という相乗効果が生まれることかもしれませんね。

お近くの皆さま、訪問される皆さまの
ご報告なども、お待ちしております。

(マーズ)

2005
10.25

「親愛なる魔女の皆さまへ」

当ホテルは、ハロウィーンの夜だけオープンいたします。

笑うカボチャのネオンサインを目印に、
最上階にございますフロントへご着陸ください。

フロントは無人でございます。早い者勝ちですので、
コウモリ印のルームキーをお受け取りになり、
あらためて窓からお部屋へお入り下さい。
廊下はございません。
カギは窓側に付いております。

ご愛機は当ホテルの清掃用具とお間違えになりませんよう、
お客さまご自身でお部屋へお持ちください。

お連れの黒猫さまは、他のお客さまの黒猫さまと
お間違えになりませんよう、
必ずお部屋までお連れください。

なお、ヒキガエルにつきましては、寄贈のみ受けつけます。
犬の持ち込みは、固くお断りいたします。

チェックインは逢う魔が刻、
チェックアウトは夜明け前でございます。

それでは、ブロッケン山観光へはどうぞお気をつけて
お出かけくださいませ。
本日の天候は濃霧、視界きわめて不良です。

追伸、
当ホテル特製のハロウィーン限定みやげ、「バットもなか」を
お部屋にご用意しております。
お求めはお部屋の電話で、地下墓所の支配人へどうぞ。

hallow-inn

-ハロウ・イン支配人 魔亜巣-