2003
10.31

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ハロウィーンの夜。唱える魔法の呪文は?

“Hocus Pocus(ホーカス・ポーカス)”は呪文のこと。
魔法の呪文と言われて、すぐに浮かぶのはどんな呪文?

アブラ・カダブラ
チチンプイプイ
それとも。
マハリク マハリタ
テクマクマヤコン (どちらも、古すぎ?笑)
そうそう。
ビビデバビデブー !
というのも、ありますね。

さて。
ハロウィーンの夜に、ぴったりのビデオがありました。
それが、「ホーカスポーカス」。
ところは、マサチューセッツ州セーレム。
時は、まさにハロウィーンの夜。
マックスと妹のダニー、クラスメートのアリスンは、
町の魔女屋敷で、300年前の魔女裁判で処刑された3人の魔女を
うっかり蘇らせてしまった。
魔女たちは、300年前の恨みを晴らし、永遠の命を手に入れようと、
マックスの妹ダニーを狙いはじめる。

この三人の魔女には、ベッド・ミドラーや、
「SEX and CITY」のサラ・ジェシカ・パーカーなど、
豪華なキャスティング。
子供たちを助ける黒猫ビンクス(魔女の呪文で黒猫に変えられ、
魂をとらわれてしまった少年)には、CG技術が使われ、見所満載。
家族で楽しめる映画です。

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“Hocus Pocus”について、英語サイトを調べてみると──
この言葉が最初に現れたのは、17世紀の初期頃。
ジェイムズ王の時代の魔法使いが、魔法を行う際に使っていた、
“Hocus pocus, tontus talontus, vade celeriter jubeo”
という意味なし言葉から由来するそう。
他の説(現在のOxford dictionaries)では、
意味のないラテン語の ”Hax pax max deus adimax” というフレーズが
語源という説も。
さらには、”Hocus Pocus”という言葉は、
そもそもローマ教会の司祭がtransubstantiation(全質変化)を
行うときに使っていた”hoc est corpus”という言葉に
由来しているとの説もありました。

“Hocus Pocus”の語源、色々あるのですね。
(もっとも、いい加減でおおざっぱな解釈なので、
はなはだ不正確ですが…。)

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さて。さて。
ハロウィーンの夜。
大きな三日月が、西の空にかかっていました。
“Hocus pocus, tontus talontus, vade celeriter jubeo”
呪文を唱えて、どんないたずらをしましょうか?

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Happy Spooky Halloween!!
(シィアル)

———————————

「ホーカス・ポーカス」
原題:”Hocus Pocus”
監督:ケニー・オルテガ
製作:1993 / アメリカ (97分)
出演:ベット・ミドラー / キャシー・ナジミー / サラ・ジェシカ・パーカー

→ 詳しくはこちら。
「ホーカス・ポーカス-goo 映画」
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10760/

2003
10.30

★まるごとカボチャのプディング

オレンジ色のカボチャが手に入ったら、
秋らしいまるごとカボチャのプリンを作りましょう。
十月のハロウィン、十一月のサンクスギビング、
普段のティーパーティーでもぺろっと食べられちゃいます。
卵のつるり感というよりクリームのとろり感が印象的。
形や大きさは緑のカボチャと同じなので、
普通のえびすかぼちゃを使っても、色以外は同じものが作れます。
ただ残念な事に、カボチャ堤灯用のカボチャでは作れません。

*材料*

小さめのえびすかぼちゃ一個分(6~8人分)

 かぼちゃの身     300g
 グラニュー糖     45g
 卵          2個
 生クリーム      90cc
 コーンスターチ  大匙 1.5

 シナモンパウダー(オプション)
 バニラオイル  (オプション)

 メープルシロップ

*作り方*

1.ふたにする部分を決め、カボチャの上の部分に
 小さなナイフを刺して丸く切り抜きます。
 カボチャがとても固いので、軍手などをして
 怪我をしないよう気をつけて。
 ふたを外して、種とわたを掻き出します。

2.切り口にふわりとラップを載せ、まるごとカボチャ本体と
 ふたを電子レンジで過熱します。
 カボチャの身が柔らかくなったら、
 スプーンでくり抜いて取り出します。
 柔らかくなった皮を突き破らないように。
 湯気が熱いので、やけどにも注意。

3.くり抜いたカボチャの身の重さを計り、分量を調整します。
 ミキサーやフードプロセッサーがあれば簡単、
 材料を全部入れてとろとろに混ぜます。
 便利な機械がなくても、つぶしたカボチャをうらごしして
 泡立て器で混ぜれば大丈夫。

4.カボチャの本体を軽くアルミホイルで包み、
 プリン生地を流し込みます。
 湯をはった天板に乗せ、180度のオーブンで
 40分~1時間過熱します。
 竹串をさして生地がついてこなければ出来上がり。

5.よく冷やします。できれば6時間以上。
 食べるときに、まずまるごとの姿を皆に見せ(笑)、
 ケーキのように切り分けて皿に取り分けます。
 カボチャの身も皮ぎりぎりまで食べられます。
 メープルシロップをかけてどうぞ。

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グラニュー糖45グラムというのは、プレーンヨーグルトのオマケに
ついてくる15グラムの細粒糖3袋分。
計らなくていいので愛用してます。秤を使うなら50グラムでも。
(ナルシア)

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(いたずらbyマーズ)
ひとこと「収穫に感謝したくなるおいしさ!」

2003
10.29

さて、お待ちかねの晩ごはん。

一度試してみたかった、TVで話題の、
15分でできる簡単ピザ。

強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、
塩とオリーブオイルで練った生地をのばして、
ラップに包んでお湯のなかで5分くらい発酵させます。

※レシピ等詳細は、次のWEBSITEをご覧になって下さい。
→ 発掘!あるある大事典 WEBSITE
 http://www.ktv.co.jp/ARUARU/
 あるある式ピザの作り方

魚焼きグリルに合わせて、長方形のピザ生地を焼きます。
オリーブオイルを塗ってまず片面を焼き、
そしてもう片面を焼きます。
この火加減は、数分なので、そばにいて火の番をしてたほうが
よいでしょう。あっというまに焦げてしまうから。

最後にピザソースを塗って、
魚介やハム類、モッツァレラにゴーダチーズ、
その他カラフルな野菜やハーブなど、
たくさんの具をのっけてのっけて3回めの焼き上げ。

もういいかな?
もういいんじゃない?
よーし、窯出し!!

こーんな具沢山のピザ、初めてです!
名付けて、「天国と地獄」(意味不明)。

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気になるお味は・・・3人とも大満足!でしたよ。
ちゃんと中まで焼けるのかなあ、と心配したけど、
ちゃんとピザ、多少冷凍の味を思い出したものの、
それでもこれは、ピザ。考えた人はえらいですね。

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ナルシア邸ならではのとれたてハーブが、
具の風味を引き出してくれました。
やっぱり魔女?

さぁ、明日はデザートです!
内輪ではこれが一番受けてました~

2003
10.28

晩ご飯までの間に、ちょっと遊んでみました。
(実際は時間がなかったので、ちょっとどころでは
ない急ぎ足でしたが)

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こちらの「ケラケラリンゴ鬼」は、
ハロウィーングッズの本に載ってたのをアレンジしました。
芯の周囲をジグザグに切って取りのぞき、サイコロに切ったリンゴの果肉と
庭のハーブを少々活けて整え、悪そうな顔は最後にナイフでカービング。
今回は皮のわりと硬い紅玉を使いました。

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さて、えらく貫禄のあるカボチャ紳士ができました。
ナルシアがフェルトのハギレから目鼻を切って付け、
頭にはブライスちゃんから借りてきたキャップを
かぶせて、門柱の上に置いてます。
すっごい赤ら顔(笑)
お客さんには、ランタンよりもびっくりされそう。

jack3

庭のすみでは、だんだん薄暗さが増してきて、
カボチャ顔のランタンに
キャンドルが入りました・・・

ブライスちゃんの魔女帽子も、フェルトで悪戦苦闘しながら
私(マーズ)とシィアルが作成中。縫ってます、貼ってます。

こういうものを作りながら、ビデオで「ホーカス・ポーカス」を
字幕で観ているのですから、わけわかりません。

それでは、晩ご飯を作りましょう。

2003
10.27

2003年のハロウィーン魔女会レポート、第一弾。

「海鮮焼きが食べたい。」
とシィアルからのリクエスト。

遅めのお昼ご飯は、ナルシア邸の庭(よく日記に登場する
あの緑ゆたかなお庭です)での炭火焼となりました。

活ズワイガニ、って確かに書いてあったけど、
買うまで生きてることに気づかず!
「これ、どうやって焼くの」
「逃げない?」「逃げないけど。。。」
どうしよう、どうしようとあわてつつも、
ナルシア邸に到着したときには、昇天しておりました。

じゃ、じゃーん!

ズワイガニfrom北海道

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よく考えれば、ハマグリも、サザエも生きてます。
「貝類は死んだ瞬間からとけ始めるからね。生きてるのしか
売ってないよ」とナルシア。
い、いけない、深く考えないことにしよう。

貝を炭火の上に乗せると、すぐに香ばしいにおいがたちのぼり、
「やっぱり遠赤外線!味がちがうわ」と
先ほどまでの生類憐れみの心はそっちのけで
岩塩とレモン、醤油などでめいめい味付けし、
おいしくいただいた次第です。

この海鮮焼きは、「海の呪呪」(うみのジュウジュウ)
とめでたく名付けられました。
あ、エビはさすがに死んでました。

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これが「海の呪呪」全容

このところ炭火焼に熟練しているナルシアに、
いろいろ教わりながら焼きます。
ナスの丸焼き、皮がぱりぱりになるまで焼けば
いいんですね。
しめじやらエリンギやら、きのこ類も堪能。
特にエリンギ、おいしかった。
「サザエって、取り出した身を小さく切って食べたほうが
おいしいね」とか。
炭火の遠赤で焼いたさつま芋、これもおいしかった。
料理に使ったカボチャの種がたくさんあって、
ナルシアが半日乾かしたのを、ちょっとあぶってみましたが、
種の中身がなかなか取り出せませんでした。

そうそう、ナルシアがこんな面白いのを作ってました。

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こげゆく顔面野菜くんたちと、カニくんの足とボディ

パプリカをナイフで簡単に切り込んで、
元気のいい色をした悪魔顔に。
顔に似合わず、苦味がほとんどなくて、まろやかな
おいしさでしたよ。
これはほんとに、ハロウィーン向けですね。

2003
10.26

先日、掲示板で教えていただいたハロウィーンの歌。
「トリック・オア・トリート」には
続きの歌詞があったのか!と
発見でした。それは、こんな風に続くのです。

「Trick or treat」

Trick or treat.
Trick or treat.

I want something good to eat.

Trick or treat.
Trick or treat.

Give me something nice and sweet.
Give me candy and an apple, too.
And I won’t play a trick on you!

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さあ、お菓子をもらいにゆきましょう。。って、こ、こわ~

さてさて、昨日は猫やの三魔女が集う、
ハロウィーン魔女会の日でありました。
明日からは、魔女会での恐怖と感動の食卓や、
手づくりの妙なもの、などなど、
ご紹介してゆきます。
どうぞお楽しみに。

2003
10.25

オズの魔法使いのシリーズって、全部で
14冊もあるんだそうです。
そのなかで、ドロシーが登場しない唯一の本が、
第2作の『オズの虹の国』 なんですね。
出版は1904年。

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ドロシーは登場しませんが、ハロウィーンな
キャラクターが登場します。
その人物の名は、カボチャ頭のジャック。
文字どおり、彼の頭はカボチャでできています。
つくったのは、チップ少年。
オズの国の北にある、ギリキン国という、いろんなものが
紫色をしている国に住んでいます。
ジャックナイフでけずったカボチャに、
紫のズボン、
赤いシャツ、
白の水玉もようのピンクのチョッキを
着せて、棒でつないでできあがり。

チップは、育ての親である、魔術好きのモンビおばあさんを
おどろかせるためにジャックを作りましたが、
おばあさんが、ジャックに「いのちの粉」をふりかけた
ものだから、見る間にジャックは命あるものになります。
カボチャの陽気な笑いをそのままに。
チップをお父さんと呼ぶ、カボチャ人間に。
そして一緒に、モンビおばあさんの家を脱出して、
エメラルドの都をめざすのでした。

冒険の旅の途中、ジャックはいいます。

「わたしの笑顔ですけどね。見れば見るほど味がありますよ。
いつだっておんなしなんです」

おお、それでこそジャック・オー・ランタン!
ハロウィーンのキャラクターが、オズの世界にもまぎれ込んで
いたなんて、楽しい再発見でした。
1904年、もうかれこれ100年も前のことです。
(マーズ)

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『オズの虹の国 』
著者:ライマン・フランク・ボーム
絵:新井苑子
訳:佐藤高子
出版社:ハヤカワ文庫NV 1975