10.31
ハロウィーンを楽しもう!
雪狼さんは、実は猫や開始以来といって良い程以前から
大変お世話になっておりまして、当時は別のハンドルで、
ツイッターはおろかブログもない時代ですから、
掲示板で大変楽しい時を共に過ごさせて頂きました。
その頃盛り上がった趣味の一致から
“クトゥルー信者達と、「京極堂」達が対決する”という
いわゆる「二次創作」小説を当時の仲間で、リレー形式で書きはじめ、
雪狼さんの多大なご尽力を得て無事完結させる事ができました。
連載当時の掲示板は次元の狭間に消滅してしまいましたが、
膨大な量の全文は「お天気猫や」の読書項目「京極堂Report」の
中に「竜宮の呼び声・前編」「竜宮の呼び声・後編」として残してあります。
http://otenkinekoya.com/kyougoku/
興味をお持ちの方は、総勢七名の参加者の中のどれが雪狼さんの文章か、
(一目瞭然とは思いますが)当ててみてはいかがでしょう。
(ナルシア)
2010年10月29日(金)
貴方は──かの畏るべき神々、
果て知らぬ外宇宙から太古の地球に飛来し、
そして今なお人知れず潜む物共をご覧になった事があるでしょうか。
ある筈はない。
もし目の当たりにすれば一瞬のうちに狂気の淵に追いやられる
禍々しき〈旧支配者〉達の姿など。
それは夢と現のあわいに異次元を垣間みる能力を持つ
一握りの者にのみ可能な──
この春、書店店頭で、創刊ほぼ50年を迎える老舗月刊誌
「SFマガジン」五月号の表紙に
いつものイラストとは異なった異形の立体像を見て
一瞬驚いた方は多いと思います。
あの邪神像を造られたのは、
美術造形とは全く畑違いのお仕事をされている「雪狼」さん、
材料はなんと子供達に人気の文房具、
香り付きカラー練り消しゴム、通称「練り消し」。
画材用のものではなく、ある時、なんとなく、
そこにあった児童用の練り消しを混ぜて
こねてつついているうちに、手の掌の上にちょこんと
「ひとりでに」いにしえの神々が降臨なさってしまったそうです。
潜在意識が禁断の空間と連絡している者の一員と言えましょう。
ブログに載ったミニ邪神の評判は
世に言う『クトゥルー神話』ファンの間に広がり、
怪奇コレクター・東雅夫氏の目に留まりました。
オンライン書店ビーケーワンの公募掌編からなる〈手の掌怪談〉の
クトゥルー神話版として出版された
『リトル・リトル・クトゥルー』東雅夫編/学研 には、
表紙と挿絵にシュブ=ニグラスだの、ハスターだの、
好事家の方にはお馴染みの異形達が忌まわしくもカワイくお目見えして
います。
それにしても人間のSPECは計り知れないものがありますね。
この秋、皆様もまったく思いもよらないご自分の才能に目覚められるか
も。 → つづく
(ナルシア)
2010年10月28日(木)