2019
10.31

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皆さま、ハッピー・ハロウィーン!
霊和元年も(あれっ?)、無事に楽しいハロウィーンを
迎えられましたか?

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え?そうですか、大変だったんですね~
まあ、お茶でも飲んで落ち着いて。

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黒猫ちゃんが温泉気分のメープルティーですよ。

おや?こんなところにドアが。
入るんですか?やめておいたほうが?
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これはなんでしょうって?

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これ、オガタマノキの実なんですよ。
招霊の、木とも書く、アレです。
ご神木にもなっていたりします。

ほら、さっそく招かれたソウルがやってきました。
ソウルじゃない、ゴーストだ!

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それに、隣にいるのは――
メジェド様!?

打ち倒さないで~!!

☆☆☆

ということで、今年も皆さま、
魔女たちののろのろ運転(のろいではなく)に
お付き合いくださいまして、ありがとうございました!

ハロウィーン通信の魔女たちより、感謝のおまじないを
捧げます。

2019
10.31

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『魔女入門』石田紀佳(すばる舎2016)には
「暮らしを楽しくする七十二候の手仕事」という副題が付いています。

本の見返しには、こんなメッセージが。
「少し手間のかかることが
自分にゆとりを与えてくれる。」

香りのよいヨモギを摘みにいく。
さまざまな菜の花を食べてみる。
散歩がてらにできること。
身につけるものに落ち葉の色を移す。
酒粕でふくらむ旬の黒パン。

などなど、魔女のセンシティブな手仕事や感性が
季節ごとに、たくさん詰まっています。

石田さんの本を初めて知ったのは数年前。
雑貨系のイベントで手にしたのでした。

その時は、石田さんが自分を魔女と
例えていることは知らなくて、
本書を知ってから、「そうなんだ」と
うれしくなったことでした。

世界には、たくさん魔女が暮らしています。
ハロウィーンの10月は、
そんな魔女たちの影が、ちょっぴり濃くなって
月を眺めるまなざしが、いっそう深くなることでしょう。

魔女であるということは、
自分自身に正直である、ということ。
魔法が使えるからではなくて、
魔法を使っているかのように
感性豊かな暮らしをしようとしながら
生きること、なのだと思うのです。

2019
10.29

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『魔女のシークレットガーデン』(山と渓谷社2018)は、
横浜市で『グリーンサム』という、ハーブと魔女のお店を営む魔女の書いた本です。
エルダーフラワー ホップラ 都陽子さんこと、飯島都陽子さん。
表紙を見ただけで、すばらしい本だとわかります。
文章だけでなく、童話作家のように雰囲気のあるイラストも飯島さん。
絵を描くことも、文を書くことも、ある意味では魔法ですね。

11月1日は魔女の正月で、1年ぶりに新しい火を灯すのだそうです。
10月31日、ハロウィーンの真夜中に、古い火を消すのだと。

そして魔女の正月には異界からご先祖たちが訪れます。
ご先祖たちは、カブ(ターニップ)をくり抜いたランタンの灯りに応え、
子孫たちを祝福してあの世へ還る――これがハロウィーンの
起原となったサーオインという魔女の正月なのだそうです。

異界にはリンゴがたくさん実っていて、ご先祖たち(やその他の恐い者も?)は
リンゴの枝をたずさえて、この世へ戻ってくるという伝説。
だからリンゴは、この祭りの供物にされるのですね。

それを思うと、日本でもたくさん採れるリンゴ、
ハロウィーンに出番があるといいですね。
リンゴは英知と愛と豊穣の象徴だそうですよ。
リンゴを水に浮かべてくわえる、ハロウィーンのゲームもありますね。

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2019
10.28

あの娘は行ってしまった
10月の31日、ハロウィーンの夕方
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誰にも告げずにバスへ乗った
赤毛のあの娘
いつも何かを探しているような
つよい瞳をしていた

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教会の角のバス停まで
石畳を歩いていく間に
振り向いて過去を思っただろうか?

あれから13年
もうみんな忘れてしまった
この町のありふれた家で
ハロウィーンの宵に生まれた赤毛の娘がいたことを

ハロウィーンの宵に
どこかへ行ってしまったあの娘を

2019
10.27

この10月、魔女たちの住まう辺境でも
ハロウィーンは
いたるところで顔を出しています。

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だから9月10月、体重を増やさないように
気をつけねばなりません。増えましたけど。

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かぼちゃの消費量は1年のうちで一番なのかな?
でも、リンゴはまだそれほどなじみがない?

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あんなにオレンジ色なんだから、
柿のスイーツも、もっとがんばってほしい。
おっと、温州みかんも。
魔法の香りの金木犀も。
日本らしく、ちょっとヘルシーなハロウィーンは、
まだまだこれから。

竹ぼうきの新調も、ぜひ10月に。

2019
10.24

イノコズチ。
漢方でいう牛膝。
イノシシの子、亥の子にもくっつく、ウリボウに似たちいさな、
ウール系にばらばらくっ付くと、やっかいな実。

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どこにでも生えているこの野草、薬草でもあり、
食べることだってできるそうです。
『野草の料理』(甘糟幸子/中公文庫)によると、
若い葉の天ぷらが一番おいしいと書いています。
ほかにも、ゆでて煮付けたり、油炒めにも。
ただし、根っこには弱い毒性分があるので食べない方が
よろしいようです。

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いつか、料理して食べるのかなあ。
そういう野草はいっぱいあるけれど、
そのなかでも、これはおいしくなさそうだと
ずっと思っていたんだけど。

ハロウィーンのシーズンは、このちいさなトゲのような実が
いたずら心をかき立てますね。
この穂先を、お菓子をくれない人の背中に…
いえいえ、大人はそんなことしませんとも。

2019
10.23

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エジプトの『死者の書』にその不可視の姿が描かれている
メジェド様、あるいはメジェド神。
に、日本でブームになって数年遅れで、この夏ハマりました。
アニメも作られていますが、まだ見ていません。

「打ち倒す者」などといわれる恐ろしげな神様。
他の強力な神様が姿を隠しているのかもしれないといわれていて。
謎の多い存在のようです。

エジプトとまったく関係がなさそうな外見で、浮きまくり。
むしろこれは、
シーツをかぶったハロウィーンのゴースト?
目からビームが出るそうです。

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そしてこちらは、ぽーるぼきゅーずのハロウィーンキャットなパン。
黒い部分はブラックココアだそうです。
持ち帰る途中、顔が溶けかけて、
店で見ていたより数倍コワくなっています。

今季、セブンイレブンの半球形をした黒猫スイーツもありましたが
顔が可愛すぎました。

いろいろあります、ハロウィーン。