2014
11.05

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りんごのケーキが焼けましたよ。

フライパンでできる簡単な
ボリュームたっぷりのケーキです。
ガス会社のPR誌に載っていたレシピを
アレンジしてみました。

バターで薄切りのりんごを炒め、甘みを加えます。
これは自家製梅シロップを使いました。
そして大きいフライパンに並べます。
上からホットケーキのたねを乗せ、
ふたをして焦がさないよう、じっくり30分焼いて。

くるっとお皿に引っくり返せば、この通り。

満月の夜に、ハロな気分でいただきましょう。
遠吠えは、してもしなくてもオーケー。

*  *  *
それでは皆さま、これにて2014は黒い幕を引きましょう。
2015ハロウィーン通信でお会いすることを
楽しみにしております。
(シィアル・ナルシア・マーズ)

2014
11.04

なんのことか、とお思いでしょう。
ハロウィーン月間にそなえて
ハロ通の三魔女は
巷に隠れていたり、公然とアピールしていたりする
オレンジカラーのアイテムを探す
エージェントと化しています。
特にわたくし、エージェントMは(笑)

秋の入り口で出会ったオレンジカラーには
ときおり、琴線を揺さぶられるものも
あります。

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この花びらも、そんな出会いでした。
観光施設のトイレに飾ってあった黄花コスモスが、
花びらを洗面台いっぱいに散り落としていたのです。
でも目に映るほどには写真にすることが
できないので、ひとひらだけを車に持ち込んで
撮ったのが、この写真です。
実際にはもっと鮮やかなオレンジで、
数時間後には見る影もなくしぼんでしまいました。

そして、ハロウィーンとは関係ないけれど、
私にとってはキンモクセイのオレンジ色もまた、
妖魔を呼ぶサインとなるのでした。

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今年は出かけた先でたびたび、
地面に散り敷いたオレンジ色のカーペットを
目にしたものです。
この写真は、山の奥の集落で撮りました。
できるなら夕暮れに出会いたかった。

(マーズ)

2014
11.03

10月25日の「お墓にお泊まり」で
ナルシアがフィリピンのハロウィーンについて
書いたのは記憶に新しいのですが、
シィアルがその後、フィリピンから来日している
若い女性と知り合い、ことの詳細を尋ねてみたそうです。

その彼女によると、
家族や親類こぞって霊園(公園のようなところ)へ
出かけ、ピクニックのように過ごすのは本当でした。
場合によっては、夜も。
時期はハロウィーンの日から、万聖節の翌日の、
死者の日とも呼ばれる万霊節(オールソウルズデイ)まで、
日本のお彼岸のように、幅があるのだそうです。
つまり10月31日から11月2日、あるいは祝日の関係などで3日まで。
もちろん、国民全員がそれをするわけでは
ないけれど、そのために帰省する人も多く、
にぎやかに霊園で飲食に興じるのです。

スペイン領だった関係でカトリックの万霊節という
天国から死者の魂が戻ってくる日を祝う習慣があり、
そこに、中国から移民で来た人々の先祖信仰が
結びついて、このような形になったものだということ。

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(ナルシアがハロウィーンの日にお店でもらったトリート)

今年のハロウィーン前、私は金沢にいました。
秋晴れのみごとな晴天で、街路樹が紅く黄色く街を彩っていました。
夏の最後の日という区切りにふさわしく、
ハロウィーンを境に天気は崩れたようで、
あの木々も葉を落とし、雨と雷が打ち続き、
風は日増しに冷たくなってゆくのでしょう。

金沢では万聖節の(いやそういう意味では)11月1日から
兼六園の雪づりが始まっています。
北陸ならではの、枝に縄を張って雪から庭木を守る作業。
けっこうな時間をかけて街路樹などにも行うそうで、
春になればまた、けっこうな時間をかけて
元に戻していくのだとか。

(マーズ)

2014
11.02

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ファミマのハロウィーン、重量級。

こちらはホワイトデビルズチーズケーキ、
不敵なデビルがサイドでニヤリ。
「悪魔的なおいしさ」というキャッチコピーには
春から見覚えがあったのですが、チョコの方が早く、
ホワイト(クリームチーズとホワイトチョコ)は
ハロウィーンシーズンの発売だったようです。

ホワイトを二人がかりで食べかけて、半分で降参しました。
決して大きくはないけれど、
こってり甘くって、重たくって、いろいろ気になる
世代にはちょっと悪魔的過ぎました。
表面にザラザラしたクランチが
不気味な盛り上がりを見せているのも、どこか悪魔的。
中身は2層になっていました。
どちらがどう、と言えないぐらいの悪魔的なコク。

なので姉妹品のデビルズチョコケーキは
コワすぎて、まだ食べておりません。
アメリカのデビルズケーキというチョコケーキが
名前の由来なのでしょうから、
こちらが姉でしょうか。

スタバにもデビルズケーキがあるそうですが、
ふだんから相当甘くて重たいデザートが
十八番なんですからね、怖い怖い。

でも怖いもの見たさっていうのも
そりゃ、ありですかねえ。

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(マーズ)

2014
11.01

…というわけで、まだつづきます。

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(コワ楽しいから舐めてみる)

ハロウィーンといえばお菓子、
年々期間限定パッケージ展開が強まっている
日本のお菓子業界ですが、
ちょっと気になっていることも。

かわいすぎる?
コワさとか、いたずらゴコロとか、
カサコソ、ヒソヒソ、ヒヒヒ、ケケケ的な
ニュアンスがみごとにはぎ取られていって、
カボチャがメイン食材になっていて。
そもそも、このかわいいカボチャや
黒猫や魔女なんかは、
どういうココロのキャラクターなのか、
って子どもたちに聞かれたら?

もちろん、子どもたちがお得意さんなので
そのあたり、コワすぎたり
やり過ぎたりしたら、大人に眉をひそめられて
しまうのでしょうけれど。

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(遊びゴコロ満タンさ!)

ぎりぎりのところで、
もうちょい、メインストリームじゃない者たちが
あるか無きかの魔力を発揮して、
浮かれ騒げる場づくりが欲しいなあと思うのです。

よくいうところの、原点に戻るとか
ブレないようにとか、まあクリスマスとは違って
何をやってもいいお祭り騒ぎなハロウィーン、
だからこそ、カボチャ・黒猫・魔女・ゴースト・コウモリといった
キャラクターの狭い固定化は
ほどほどにして、自由に遊ぶ。

アレンジがすべて、見方を変えれば年中ハロウィーン、みたいな
「ハロウィーン精神」の遊びを長年やってきたおかげで
ないものねだりをしてしまうのです。

(マーズ)