2022
10.31
皆さん、今年もハロって過ごされましたか?
2022年のハロウィーン、魔女Mは
ふだん着ないシックなワンピースで仮装しています。
地球の裏側イギリスでは夏時間が終わる日、
それがほぼハロウィーン。
冬時間となって、1時間が戻ってきます。
その1時間こそ、ハロウィーンに捧げられた「あわい」
なのかも。
などと妄想しています。
それにしても、ハロ通的に今年大賞を捧げたのは
キャンドゥの古代エジプトシリーズ。
打たれました。
さすが打ち倒す者、メジェド。
これですっかり、ハロウィーンのキャラクターに
呼び込まれたと、言っておきましょう。
ゴーストに仮装した子どもに見えなくもありません。
衝動買いしたソックスやシール、袋の類、キーホルダーに
クリップに…
「エジプト文明」をタイトルに掲げ、
世界観がしっかりしていることと、商品がどれもクオリティー高く、
バリエーション豊富というお値打ち感。
キャンドゥに降臨したメジェド様とともに過ごした
10月でした。
今年もおつきあいくださいまして、
ありがとうございます。
ハロウィーン通信の三魔女より
2022
10.30
ああ、絶望の秋は過ぎゆく
太陽のちからは日ごと弱まり
なにかの黒い残像が
四六時中、目の隅をよぎっている
陽が落ち
背徳の街では赤い目が
生け贄を探している
どこに隠れようとも
逃れることはできない宿命
ハロウィーンへのカウントダウンは
とっくに始まっている
キャンドルの炎の奥で
猫があざけり
魔女が甲高く笑う
扉の前に立つ勇気は
ずっと誰かに預けっぱなし
扉を開けよう
勇気はまだ取り戻せないけれど
空騒ぎする胸をなだめながら
鍵のない扉を
そっと押してみよう
今宵こそは
2022
10.29
こわくないけれど、そばに持っていたい
ハロウィーンの絵本。
子どもたちのための詩もたくさん書いている
ウォルター・デ・ラ・メアの詩に
美しい紫がかった世界が描かれました。
よみがえったのは「夜に飛ぶものたち」という詩です。
昨年図書館で見て、とりこになった絵本。
デ・ラ・メアとラベイの絵本は同じ訳者で
『ホワイトクリスマス』など、季節のシリーズとして
現在、4冊が出ています。
本のうつくしさはもちろん、
現在の日本では児童文学好き以外に
忘れられているような素晴らしい詩に
光が当たることの価値。
『ハロウィーンの星めぐり』 作:ウォルター・デ・ラ・メア 絵:カロリーナ・ラベイ
訳:海後礼子 岩崎書店
2022
10.26
網代幸介さんの、ハロウィーンにぴったりの不思議にコワイ絵本。
主人公の郵便やさんが、お化け屋敷に手紙を届けると…
絵のちからと、ことばのちから。
ああ、みんな待っているんだ。
どこかの誰かに手紙をもらうって、
こんなにもうれしい
うれしい、ことなんだ。
それはおばけだって、もと人間だって、
生きている誰かだって、同じなんだ。
こんな遊びもお楽しみ。
つぎは誰かに手紙を書いてみようと
思える絵本。
ああ、小さい魔女の頃に読みたかった!
『てがみがきたな きしししし』網代幸介 作・絵 ミシマ社
2022
10.25
いきつけの
スーパー入り口にある
ガチャポンコーナー。
そこに夏の終わり、こんなシリーズが。
せなけいこの絵本をデザインした
「めがねうさぎBIGポーチ」とな!
300円、入れます入れます。
不肖わたくし、せなさんのおばけ世代ではありませんが。
やっぱりこれはコレクションせねば。
2日にわたって小銭をつくっては投入。
そして5種類をラストまで
コンプリート!
6回の投入でそろいました。
機械に残ったカプセルは3個ぐらいで、
翌日にはもう撤収。
いやはや、おばけだけに
消えるのも早い。(←消したのは誰)
2022
10.24
100円ショップの勢いには王座を譲っても、
やはりコンビニスイーツ、がんばっています。
中村屋の「ご褒美喫茶」シリーズが
かわいい。
かわいいんです。
おまんじゅう形をしたモンブランとチーズケーキ。
黒猫ちゃんの表情に、きゅんです。
しかもお手ごろ価格でうれしい。
2022
10.21
ハロウィーンといえば、魔女。
ハロウィーンで魔女といえば、エイドリアン・アダムズの絵本と
連想します。
この絵本の絵は、ちょっと大人っぽいのが新鮮でした。
魔女も複数だと単独よりも悪いイメージです。
でも。
みんながみんな、悪いことばっかり
しているわけではないのです。
『やさしい魔女』の主人公、
リトルは、そんな魔女の仲間。
人に親切にして、世の中を
明るくしていけるような魔女です。
魔女たちのリーダーは、
最後にリトルを認めてくれたのでした。
リトルのような魔女も、魔女の世界には
必要なのです。
『やさしい魔女』
作/ジーン・マセイ 絵/エイドリアン・アダムズ
訳/大石真理子 出版/新世研2002