2017
10.31

17hallo.crystal1

今宵ハロウィーン
コウモリたちが飛んでゆく
魔法と影の世界へ 

17hallo.batshow

怪物たちも
戻ってくるよ 背中に死者をのせて

17hallo.dino

今宵ハロウィーン・ワンダーランド

17hallo.ghostinthedark

さまよう魂を そっと包みこむ闇の温もり

17hallo.neli.tehe.

今年もひそやかな夢をシェアしてくださって、
ありがとうございました。

――ハロウィーン通信の魔女たちより――

2017
10.30

副題は --ハロウィンからの生命循環

先日のニュースで、
外国から渋谷にやってきた女性がインタヴューに答えていました。
「アメリカのハロウィーンは子供のものだけど、
日本のハロウィーンは大人が楽しむものだから、
ハロウィーンを楽しむために日本にやってきた」と。

急速な盛り上がりを見せる日本のハロウィーン。
商業主義的に定着していくなか、
ハロウィーンって何?
そもそもどんな歴史があるの?

『ハロウィーンの文化誌』
『マイ・ヴィンテージ・ハロウィン』
ハロウィーンの歴史、由来、言い伝え…
ハロウィーンの楽しみ方等、満載の本が相次いで出版されました。

さらに今年は
切れ切れで寄せ集めだったハロウィーンの知識を
まさに円環的に結びつけてくれる本が出ました。

17hallo.certbook.

鶴岡真弓著
『ケルト 再生の思想
--ハロウィンからの生命循環』(ちくま新書)

「ハロウィーンとは何か」
図書館にある古い古い百科事典を漁るように
ハロウィーンに関する知識を調べ続けた頃がありました。
一つ調べ、参照ページを開き、
またそこから参照ページを開く。
ハロウィーンについて詳しくなっているのか、
それとも調べれば調べるほどに混乱し、
「ハロウィーンとは何か」
よくわからなくなり遠ざかっているのか。

サウィン→インボルク→ベルティネ→ルーサナ
そしてまた サウィンがやってくる。
ケルトの死と再生の円環。
バラバラにメモしていたことが
この本によって繋がっていきました。
ハロウィーンを単体で理解するのではなく、
四季の節目節目の祭りのなかで捉えることで、
ハロウィーンの意味がよりはっきりと理解できるのだということを実感しました。

2017
10.29

『バベットの晩餐会』の映画を、やっと観ました。原作は今年、読書会でも読みました。

デンマークのはずれ、ユトランドの小さな村に住む牧師の美しい娘たち。
歳月が過ぎ、
今では老姉妹となった二人の家に
革命の嵐が吹いたパリから逃げ延びてきた女、
メイドのバベット。
貧しい姉妹の元で無給のメイドとなったけれど、
元はブルジョワ相手の高級レストランで
コック長をしていた、バベット。
日々の食費をやりくりしながら15年近く暮らしていたバベットに、
思いっきり料理の腕を振るえるチャンスが訪れます。
その晩餐会のために、海亀からキャビア、高級ワインまで、
田舎の人々が想像したこともない食材を
取り寄せ、
下ごしらえしてしあげていくバベットの姿は、ハロウィーンの魔女もかくや、といったところ。
姉妹に不気味な悪夢さえ呼び起こします。だって、海亀だって届いた時は生きていたんですから。

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その晩餐会の映像を観ながら、ハロ痛の魔女がこしらえたのは、適当きわまる
カボチャのスープでした。

17hallo.soup.

心だけは、カフェ・アングレの風を吹かせて。

2017
10.28

ハロウィーンといえば、手づくりスイーツ。

タカナシの生クリーム47も

ハロっています。

17hallo.cream.

 

いつもは北海道の絵だけがあるところに、

ハロウィーンのキャラクターたちが

かわいくおさめられています。

注ぎ口の黒猫も、いい感じ。

裏側にはカボチャのレシピも。

悪ふざけはしていません。

この場合は、できませんよね。

 

さて、魔女が作ったのは、困った時の定番、

エビのトマトクリームパスタでした。

 

2017
10.26

親子で黒猫といえば、クロネコヤマトさん。

17hallo.yamato.

このノボリ、いつもの黄色とはちょっと違います。

オレンジとまでは言えないかもしれないけど、

でも、赤みがかっているのは確か。

果物やさんの前に立てられていた、

贈答用の梨を送る販促用のノボリです。

ヤマトさん自体は、特にハロったことは

していないと思いますが、

色を間違えたってことはないはずですから、

来年あたり、もう少しオレンジを強めで

お願いしたいニャア。

2017
10.25

黒猫には、ハロスイーツがよく似合います。

17hallo.treat3.

今年は買うまい、と思っていても、

やっぱりかわいい黒猫には負けてしまう。

どちらもおいしかったですよ。

17hallo.treat1.

マシュマロの袋は、下から開けてみました。

黒猫の口が裂けて、けっこう凝った個装が出てきます。

四角いマシュマロ2つ入り。

 

…いつか、こうやって毎年集めたハログッズを

一堂に展示してみたいものです。

 

2017
10.24

「トラさんトラさん」

「ゾウさんよ、1年ぶりだな」

「どうだい、上手くいったじゃないか」

「お前さんが鼻で引っ張り出してくれたからな」

「絵の中は辛気くさくていけねえよ、トラさん」

「まったくだ。で、今夜はどこへ行くね?」

17hallo.jakuchu

「あんまり遠くへは行けないんだから、ここな博物館の隣の墓地にするかね」

「墓地に出るゾウ、なんつって。仮装して回る子どもらがビックリ仰天さ」

「それにしてもトラさんはうらやましいよ」

「何でだい」

「だってほら、今夜は柿色と墨色の祭りなんだろ。毛皮そのままじゃないかね」

「そういやそうだ。しかしワシは、カボチャのお化けは見たことないが」

「アタシだって、黒猫やらコウモリやら、普通にいるもんが

どうして怖いのか、わからんのさ」

「ワシらは偉い絵描きの筆だからな。見ただけで震え上がるさ。

そうすりゃ、またこの博物館に客が押し寄せるだろ」

「抜け雀ならぬ、抜けゾウに抜けトラ、ってね」

「どうもそれ、あんまし怖くねえんじゃないか」

「それじゃ墓場のやつらも、引っ張り出そうか」