2014
10.13

ここ最近、年1回の『クレア』の読書特集を楽しみにしています。
今年の『クレア 9月号』では、「おいしい読書」を特集していました。
レシピ本からエッセイ・小説・マンガまで、
食に関する本が多岐に渡って紹介されています。

その中で、[パテ屋]店主の林のり子さんが紹介された本
『Irish Family Food』


著 者:Ruth Isabel Ross
出版社: Gill & Macmillan Ltd (1996/03)

アイルランドのハロウィーンの食卓が描かれています。

「ハロウィンにはコルカノンに銀貨を入れて、当たった人はラッキー」
というように、レシピにもちょっとした解説がついていて、
アイルランドの情景が浮かびます。

『クレア 9月号』P54

アイルランドでは、ハロウィーンの料理に銀貨を入れるんですね。
クリスマスにも何か、入れてますよね。

と、気になったので検索してみたら、
先日のNHK連続テレビ小説『マッサン』でも、
クリスマス・プディングから
マッサンには6ペンス銀貨、
エリーには指ぬきが出てくるシーンがあったんですね。

話はハロウィーンからそれていきますが、
『フランスで覚えたお菓子』では、
ロアーヌ地方ピティヴィエの郷土菓子、
ピティヴィエ(日本では、ガレット・デ・ロワ)のエピソードが載っていました。
フランスでは1月6日公現節(エピファニー)に
フェーブ(陶器のかわいい小物)を入れて焼いたピティヴィエを家族で切り分けるそうです。
また、パリではこの時期、
いろいろなお店でフェーブ入りのピティヴィエが出回り、
食べ比べや小物集めも楽しみの一つだそうです。

話はハロウィーンというか、アイルランドに戻って、
「コルカノン」についてですが、
アイルランドの伝統料理とのこと。
キャベツやケールを加えたマッシュポテトだそうです。

コルカノンはハロウィーンの頃によく食べられる料理として、
ちょうど、KALDIのホームページで、
「ハロウィンレシピ」として
簡単な作り方が紹介されています。

完成したら、もちろん、銀貨も入れて。
銀貨?
どうしましょう。
ぱくっと食べたら、その中から、
50円玉が…

それはちょっと、嫌かもしれない。

(シィアル@500円玉だとどうでしょう?やっぱり嫌ですよね。)

『Irish Family Food』
著 者:Ruth Isabel Ross
出版社: Gill & Macmillan Ltd (1996/03)

『フランスで覚えたお菓子』
著 者:panipopo
出版社:グラフ社