2001
10.30

いつも、朝6時頃にTVのスイッチが入るように、
セットしています。
だんだん、朝寒くなってきて、
ぐずぐずするようになったのですが。
ニュースで、
「アメリカでは、今年のハロウィーンは・・・」と、
ハロウィーンという言葉が聞こえるやいなや、
テレビにかじりついて、
滅多にない真剣な顔でニュースを聞いていました。

今年のハロウィーンには、
当然といえば、当然なのですが、
9月の同時多発テロ、炭疽菌のバイオテロ、アフガン攻撃・・・
これらの事件が大きく影を落としているそうです。

L.A.での取材でしたが、
今年はハロウィーンの大きなイベントが
相次いで中止になったり、
子供たちのハロウィーンの過ごし方について、
警察などからの注意が与えられたりと、
楽しいはずのお祭りも、やはり警戒モードになっています。

そう。
いつもなら子供たちは、大騒ぎをしながら
「Trick or Treat?」と仮装をして、
近所のおうちを回っているはずです。
でも今年は、
知らない人から、もらったキャンディの
包み方がおかしかったりしたら(開封したような後があれば)、
食べてはいけないとか。
いろいろと気をつけなければいけないことがあります。
インタビューを受けていた母親も、
今年は家の周りだけで、小規模にやると、
いつもにはない緊張感が漂っているようです。

また、ハロウィーンの仮装も今年は事件の影響で、
例年とは違って、消防士や警察官、兵士などの
身近なヒーロー達の仮装が人気なのだそうです。
かぶり物(人形のマスク)も、ブッシュやパウエルなど、
愛国的なものがよく出ているのだそうです。

今年は、子供たちの楽しいお祭りにも、
手放しでは喜ぶことのできない
暗い陰りが出ています。