2008
10.27

ターシャが思い出のなかから呼び起こした、
子どもたちをめぐる12ヶ月。

幼い女の子が、おばあちゃんにたずねます。

「ねえ、おばあちゃま、ママが
わたしくらいだったときのことを話して。」(引用)

そして始まる、1月から12月への
思い出の旅。毎月必ず行われた行事。

すべてのページが季節の花や緑でふちどられ、
情景を浮かびあがらせます。

そしてもちろん、
10月はハロウィーンの月。

「ハロウィーン・パーティー?それはもう、大騒ぎだったわ。」(引用)

かぼちゃのちょうちんを作り、
ホビング・アップルをしたり、
仮装したり逃げ回ったり、
クモの垂れ下がるお茶会をしたり。

11月の感謝祭へとつづいてゆく、
収穫の季節の遊び。

日本にもこんな風に、毎月の子どもたちの
行事があったことを想います。

『輝きの季節』
著者(絵・文):ターシャ・テューダー
訳者:食野雅子
メディアファクトリー1999