2017
10.23
2016年に映画が公開され、今年のハロウィーンシーズンに
遅まきながら、DVDを鑑賞しました。
http://gaga.ne.jp/zombies/
監督・脚本は、バー・スティアーズ。
原作に忠実な、とんでもない二次創作の映画化ということで、
ゾンビとの戦闘シーンは手が抜けないし、衣装や美術も。
尺も短めなので、オースティンへの文学的なオマージュは
ほとんど影を潜めています。ただし、
「高慢」と「偏見」については、最後まで
あれこれこだわりを見せてくれていました。
エリザベス役は、リリー・ジェームズ。
ミスターダーシーは、サム・ライリー。
スプラッタ度は原作より少なめです。
ゾンビをやっつける場面は、ゾンビ側の
カメラアングルも多いですし。
お金持ちが武術を学ぶ先として、
日本が話題に出てくるのは面白かったです。
ベネット姉妹は貧しいので、中国でカンフーを学んできた、と。
武器の剣は、長い物は日本刀に似た形でした。
キャラクター的にリジー(エリザベス)は文句なし、
あとはもう、このダーシーが好みかどうか。
『高慢と偏見』の映像化には常につきまとう選択です。
それは、ご覧になって判断してくださいね。
個人的には、姉妹の父親であるベネット氏(チャールズ・ダンス)が
らしさを発揮する場面が1カ所しかなかったのは残念ですが。
『高慢と偏見とゾンビ』Movie
2017
10.20
年がら年じゅう、ハロウィーン的なものは
まわりにあるわけですが、
特にこのコケにようなものは、
「毒々しいハロ仲間」とでも呼びましょうか。
先端に伸びた濃いオレンジの物体は、
このコケにとって、子孫を増やす花のようなものでしょう。
7月に山の集落で出会った、こういう瞬間の出会いを
魔女はすかさず、カメラに収めます。
ハロウィーンのシンボル的なキャラクターだけでなく、
ハロっているお仲間が、年月を重ねて、
ハロウィーン通信にたくさん集まってきました。
コケのような自然の造形物もそうなのですが、
お仲間のなかでも怖さが際立つのは
善良な市民が、意図せずにこしらえた飾り物
だったりします。
それこそ、私たち魔女にはもう、できない技。
2017
10.19
このご時世、日本各地でいろいろな生きものが
ハロっていますが、イルカまで。
来たる10月28日・29日には、
四国の室戸市にある「室戸ドルフィンセンター」へ
ハロウィーンの仮装をしていくと、
イルカちゃん(写真の子もいます)と一緒に記念写真が撮れます。
若いスタッフさんたちが3年前から始めたそうで、客足は年々伸びているとか。
仮装していくと入場料は無料ですが、イルカちゃんとの
撮影は500円です、葉っぱのお金じゃダメですよ。
仮装の衣装は貸し出しもあるそうな。
本当のハロウィーナーは、もちろん自前ですよね。
イルカちゃんと合うのは、やっぱりコウモリちゃん?
あるいはヒキガエルちゃん?それとも妖精さん?
そうそう、お菓子をもらうには合い言葉を言いましょう。
普通に「トリック・オア・トリート!」です。
2017
10.17
https://www.shimabaraonsen.com/event/autumn/halloween
島原城、そう、九州の天草、島原で
ハロウィーン仮装イベントが、初めて行われるそうです。
野外です。
いったい、どんな空気になるのでしょう。
【島原城ハロウィンパーティー】10月28日(土)17:30-21:00
島原城天守閣前広場にて仮装コンテストや、
お城での謎解きゲームといったアクティビティーがあります。
仮装グッズは無料貸し出しもあり。
それにしても、くどいですがいったい、どんな空気になるのでしょう。
歴史の悲劇や幽霊たちを愛する、イギリスっぽい発想だと思います。
2017
10.14
ハロウィーン通信を読み返していて、
仮装する理由が書かれていないことに気づきました。
なんとなく、抜けていたのか、迷路状態でどこかにあるのか
わかりませんが。
一般の説では、
★死者や化け物に自分が誰か見分けられないように
★死者や化け物に仲間と思わせ、危害を加えられないように
という、2つの理由がありますね。
後の説のほうが、多いのでしょうか。
でもこの2つ、似て非なるものですよね。
前者の場合、死者や化け物は、かつての自分の知り合い。
でも後者の場合は、見知らぬ感じです。
さらに、考察するに、
小正月に家々を訪問して子どもを恐がらせる、日本のなまはげ。
そういう存在には、異形(身なりが違う者)と、仮装神人があり、
なまはげの場合は、仮装神人だそうです。
四国の一部に伝わる、子どもたちが家々を訪問する行事「かいつり」でも、
その子らは仮装(変装)しています。
神様に化けるので、訪問先の家で、自分の姿も見せず、
物のやり取りをします。
ケルト文化とつながっているハロウィーン。
日本もまた、どこかでケルトとのつながりがあります。
そんなあれこれを考えると、
仮装するのは、日常の自分自身とは違う存在になるため、
ということは間違いなさそうです。
だったら、特別な怖い存在に仮装しなくても
「どこかいつものあの人とは違うよね」って
化け方で、いいのではないでしょうか。
まあ、特別な怖い存在に化けたら、面白いですけどね。