2004
10.02

「こんな魔女を描くのって、すっごく楽しいだろうな」
そんな風に思える絵本に出会いました。

エイドリアン・アダムズは、米国の絵本作家・イラストレーター。
魔女とうさぎが、得意なモチーフ。おお。
しかも、うじゃうじゃいるのが、アダムズの絵本。

adams

「魔女たちのハロウィーン」「魔女たちのパーティ」

残念ながら、どちらも今、手に入らないようです。
もう一冊、「魔女たちのあさ」(アリス館)という絵本も出ていますが、
こちらも入手できないようで、残念。

アメリカでは2冊とも手に入るので、良かったら洋書ストアで探してみて
くださいね。
たぶん、この絵だけでじゅうぶん意味がわかると思います。
なんせ、魔女やカボチャや小鬼が、うじゃうじゃです。
舞台はずっと、くらい夜のなか。
ちょっとどきどき、子どもたちを引き寄せる
楽しい魔女の世界です。

「魔女たちのハロウィーン」は、
子どもたちが魔女のパーティーにお招きされて、
魔女たちが一生懸命作った、大きな大きなカボチャの塔に入って、そして、
てっぺんから、コウモリ・ハンググライダーで飛ぶのです。
魔女といっしょに、です。
カボチャの塔、見てみたいですよね。

「魔女たちのパーティ」の始まりは、

しんぞうが バンブンバンと ひびいて、(中略)
こわくって、こわくって、ひきかえそうかと、まよいはじめたとき、
月かげに 小さい鬼が みえました。(/引用)

ああ、わくわくするではありませんか。
(マーズ)

※「やさしい魔女」(ジーン・マセイ&エイドリアン・アダムズ著/新世研2002)も入手困難です。読みたいな。

「魔女たちのハロウィーン」エイドリアン・アダムズ著 / 訳:掛川恭子 / 佑学社1993
「魔女たちのパーティ」ロンゾ・アンダーソン、エイドリアン・アダムズ著 / 訳:奥田継夫 / 佑学社1981

“A Halloween Happening”(魔女たちのハロウィーン)
by Adrienne Adams,Publisher:Aladdin,1991

“The Halloween party”(魔女たちのパーティ)
by John Lonzo Anderson,Adrienne Adams,Publisher:Scribner,1974

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