2006
10.26

酸っぱく凝った牛の乳、
生姜、大蒜、玉葱、甘唐辛子、赤唐辛子、
鬱金、香菜、馬芹、肉豆蒄、白胡椒、
どろりどろりと混ぜ合わせ、
茴香、月桂樹、まんねんろう、
生贄鶏を漬込めば、明日の宴は大にぎわい。

s-chicken1

‥‥。
漢字でレシピを書いてみると、
どう見ても禍々しい呪文のようですね。
金色の生贄鶏、正体はインド料理で人気のタンドーリチキンです。
普通にカタカナでレシピを書いてみます。

 *漬け汁材料(鶏肉約500g分)*

 プレーンヨーグルト   カップ1と1/2
 トマトケチャップ    75cc
 酢、レモン汁      小さじ1ずつ
 サラダオイル      小さじ1
 塩           小さじ1と1/2

 しょうが、にんにく、たまねぎ すりおろしひとかけ

 パプリカ、レッドペッパー、ターメリック 小さじ1
 コリアンダー  小さじ4
 クミン     小さじ2
 ナツメグ、ホワイトペッパー、ガラムマサラ 少々

こんなにスパイス持ってない、あるいは
こんなややこしい事出来るか!という時は
単独スパイス全部合わせる代わりに
カレー粉とガラムマサラ大さじ1~2ずつで。
今回は庭のフェンネル、ローレル、ローズマリーなども混ぜました。

混ぜ合わせた漬け汁に鶏肉を三時間くらいから、
出来れば一昼夜冷蔵庫に入れて漬込みます。
前の日に材料をただ混ぜて漬込んで準備しておいて、
当日は焼くだけ。

さて当日、「魔女の小さなかまど」の活躍です。

s-chicken2

手軽に焦げ目がつけられて本当に便利ですね、
ガスレンジの魚焼きグリル。
肉の漬け汁を切って、余熱しておいた魚焼きグリルで焼きます。
IHヒーターのお宅は残念、オーブンで焼くか、
鍋で焼くか、唐揚げにしてください。
グリルで両面にこんがり焼き色をつけ、
少し火を弱めてじっくり中まで 火を通します。

s-chicken6

今回は短時間で焼けて軽くつまめる手羽元と手羽先で作りましたが、
骨付きもも肉で作ってディナーに、
一口大に切ったもも肉を串焼きにしても盛り上がります。

残った漬け汁はもう一度漬込みに使えますが、
漬け汁に火を通すと酸味と香味の爽やかなソースになります。
グリルした野菜や、ライスやナンにたっぷりかけて、もう一皿。

それではレシピをもう一度、
鬱金、香菜、馬芹、肉豆蒄、白胡椒、
どろりどろりと混ぜ合わせ。

(ナルシア)
2006年10月26日(木)