10.23
ハロウィーンを楽しもう!
☆一年の詩
つづいてクロウェル・ホリデイブックスの
シリーズから、番外編の一冊。
一年の歳時記を子ども向けの詩にした絵本です。
このなかに、ハロウィーンの詩も2つ入っています。
Skip Around The Year
by Aileen Fisher, illustrated by Gioia Fiammenghi
1967 / A Crowell Holiday Books
Modern Halloweenという詩は、
こんな風です。
Ghosts and goblins still say “Boo!”
and prowl along the avenue
on Holloween.
***(略)
They stop at homes along the street
for quite a modern Trick or Treat,
collecting coins for UNICEF
from everyone they greet.
なるほど、今ではユニセフの募金を集めるのですね。
子ども向けの歳時記シリーズ。
前から気になっていたアメリカの絵本を
借りることができました。
A5版の小ぶりなハードカバーで、この時点では全9冊。
その一冊が、ハロウィーンなのです。
(他に、母の日やバレンタインデー、サンクスギビングデー
など)
フクロウが表紙のこの巻では、ハロウィーンの由来や、
アメリカでのハロウィーン、
アイルランドやイギリスからアメリカに
伝わった古い風習などが完結に書かれ、
イラストは3色刷り。
HALLOWEEN by Helen Borten 1965 / A Crowell Holiday Books
いまから2000年も前、
ブリテン島に住んでいたケルトの人々は、
夏の終わりを意味するサムハインの日に、
お化けや死者が地上へ現れると信じていました。
その夜、彼らを脅かして追い払うために、
丘の上で大きなたき火を炊いたのです。
その後、ローマ人がブリテンを征服し、
秋の収穫を祝う祭りを持ち込みました。
収穫祭と、もともとあったサムハインは
徐々に一つの祭りになりました。
ローマ人のおかげで、ハロウィーンには
リンゴと木の実が加わったということです。
アメリカのハロウィーン絵はがき、
30枚のカードブック。
すべてアンティークなイラストです。
子どもたちのお祭り、ハロウィーンの
コワタノシイ原点がここに。
Halloween Postcardbook 2003 Darling & Company
表紙は満月の夜の黒猫です。
なかでも一番グッときたのは、
この写真(カードブックの裏表紙)左上にあるカード。
部屋のなかに子どもたちがいて、
ローソクを2本立てて間に十字を描いた
窓の外には、うじゃうじゃとモノノケたちが。
一部、手の先が窓の下から部屋へと
入りかけてるのがまた。
でも、大丈夫か。子どもたちの顔も、
きれいだけどけっこうズルイし(笑)