その後、メダカたちがどうなったかを書いておこう。
まず、おそらくは水質の悪化で2匹が死んだ。
それから、同じ仕事をした人たちの事務所へ、3匹を引っ越させる。
(翌日2匹死んだそうだが、子メダカが2匹、まじっていて数週間たつうち、
少し成長した。)
今、うちのガラス鉢には親メダカが2匹しかいない。
偶然雄と雌だったので、卵は次々と産んでいて、孵化したらすぐに
洗面器へ用意した子育てルームへすくいとって移している。
数えられないけれど、20匹近くいる。
彼らの成長は意外にも遅く、1ヶ月くらいでは親にならないと知った。
買った藻についていたサカマキガイが、両方の水槽にいて、
これがおそらくメダカの卵を食べているので、このところ、親メダカの
水槽で子メダカを見ることがない。もちろん貝は水の浄化に役立っている。
それと、錠剤タイプのプクプクを入れているので、
毎日、水の1~2割を入れ替えていれば、
初期のようなことにはならないと思う。
メダカ(クロメダカ)を飼育して気付いたことは、彼らが決して大人しい魚では
ないということだ。むしろ強欲な感じがする。
生まれて数日の稚魚ですら、ツンツンと追い散らし合う。
まあ、彼らが遺伝的にほぼ同じだからそうなるのかもしれないが。
そして今の私にとって、絶対にあの20匹をすべて世話し続けることは
できないので、なるべく近いうちに、屋内から屋外へ、居を移すつもりである。
それなりに深く、水温が上がりすぎたりしないような陶器の鉢へ。
そこなら生き餌(ボウフラや糸ミミズみたいな生きもの)も自給できるし、
今のように神経質になることもない。
(神経質という言葉を作ったのは森田正馬であると、つい思ってしまう)
新居では、どうあっても、親子を一緒にするつもりである。
そして、めったに中をのぞかないつもりだ。自然のなりゆきに任せて。
人はそうするべきだと言ってくれたが、やはりその通りなのである。
ミジンコを拡大して見る、という野望はいまだに叶わず。
売っているのだが、量が多すぎて躊躇してしまう。
いずれ手に入れて、植物園に置いてある無料の顕微鏡で見るのだ。
そんな小学生のような目標を、この夏叶えられるかどうか。
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なぜか、猫には手がないことになっている。
あれはすべて、足なのだ。
猫の手も借りたい、などと言う割に。
でもやっぱり、前足だの後ろ足だのというのは
猫に対して失礼きわまりないので、顔を洗ったり
獲物を捕まえる時に使う2本は、手ということにしよう。
それで、私は猫の手の裏も、足の裏も、好きである。
世界じゅうの猫の手足の裏は、黒かピンクだと
思っているけれど、ひょっとしたら違うのかもしれない。
ちなみに、うちのチットとチャイコは、どちらもピンク。