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Archive for 8月, 2013

8月
22

そして日々は続く。

メダカ去りし(去らせた)水槽を、何日か放置していた。
ふと見ると、小さいのがツンツン。
子メダカが、子メダカがいる。
しかも、5匹、いや、10匹…
卵を食べていたのは、仲の悪い親だったか。
この子メダカを放流するまで育てるとなると、
軽く1年はかかってしまう。
ということで、日々は続くのだった。
淘汰されても、残るだろうなきっと。

8月
18

メダカは仲が悪かった。

推定年齢4歳の雄メダカと、2歳を迎える、少し尾の曲がった雌メダカは
寄り添うように2度の冬を過ごした。
そんな冬の終わりごろ、突然、雌メダカが昇天。
このメダカはうちで孵化したのだったが、尾の形や体の小ささを見ても
あまり長生きはできなかっただろう。
それから独りになってしまった雄メダカが寂しげに見えてしまうので、
ペットショップで3尾のメダカ(同じ黒メダカ)を購入した。
それでなんとなくにぎやかになったのはよかったが、
ひと月もしたころ、突然、雄メダカが昇天。
そうなると、追加した3尾がまだ成熟しきってないサイズだけに、
今後のことが心配になってきた。
野外の軒下に置いたボウルで飼っており、エサやり、水替え、
貝の駆除や水草の交換、プクプクの錠剤交換、なんやかや、けっこう手もかかる。
メダカの世話を家族にも頼めず、夏場は留守もできない。
という不安を胸に観察していると、まあ観察するまでもなく
瞭然なのだが、3尾の仲はあまり良好とはいえなかった。
特にエサを与えた直後は、体の大きい雄メダカ(とはいえまだ小さい)が
雌メダカのうち、小さい方を追い回していじめるのだ。
もう一尾の雌メダカには、そんなことはしないのに。
それを毎朝の食事で見せられて、困ったものだと思っていた。
そんな時に知った、メダカや小さい魚、ニシキゴイなどまでいる池の存在。
「いざとなったら、あそこへ放そう」という決心をした。
決めてしまうと、善は急げで、昨日のこと、彼らを運んで行って、
容器にそこの池の水を半量入れてしばらくなじませてから、
放流した。といえば聞こえはいいが、捨てたのである。
水不足の夏でもあり、以前見たよりも水量は少なかったが、
一応きれいな水が流入してくる池だし、公園になっていて
大きな鯉もいるのだから、干上がったりはしないと思う。
さらばメダカ、3年余りの心苦しき日々よ。
私には彼らとの生活は、向いていないと思った。
癒やされるよりも気苦労につきまとわれた日々。
まだボウルはそのまま置いてあるが、最近も見かけた卵が
孵化しないことを祈る。
おそらく貝が食べてしまうであろう。