7月
02
6月下旬のある日、高い山の山頂にはほんの少ししかいなかったが、
通過するにはしたのだった。
下山途中にはまだたくさんの拾うべき荷物が残っている。
そして、昨年の夏に孵化してしまったメダカの生き残り7匹(尾というよりも)を
同じ池に、昨日放流してきた。
まったくいなくなってしまうと落ち着かないので、
卵が残っているはずの水槽はそのままにしてある。
昨年生まれたメダカが1年たって、完全に親サイズに育ったものと
どう見ても子メダカなものに分かれていたのは、
単に孵化した時期が1週間ほどずれていただけのことだ。
その違いが、冬を迎えるまでの成長に影響して、
一方は子どもの姿のまま、この夏を迎えた。
これまでメダカは1年では親にならないと思っていたけれど、
夏の終わりに生まれた者だけが、成長が遅れるのだ。
個体差だけではなかったのだ。