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12月
05

イルミネーションがまたたいている。

ご近所の保育園跡地で、ご近所の女性たち有志が

毎年セッティングしてくれている輝き。

いつもはこわがって近くに行けないアビィが

今夜はやっと、足が進み

一緒に見てくることができた。

めずらしく一緒に走ったりもした。

ゆっくりと明滅する青い光が特に好き。

この保育園の門をあんなにくぐった季節があったのだ。

あのころ、ものを食べるということがひどく苦手だった。

世の中に対応するには、時間がかかった。

いまもって、右と左が即座にわからないのは

あのころと大して変わりないけれど。