9月
15

祖母の家で、砂利の間から顔を出していた白い花を
手折ってきた。
花火のように咲いている。ツタっぽい姿。
種が飛んで来たのか、いつもは生えない場所に、一株だけ。
今年はあちらこちらの道ばたで、この花をよく見かける。
手もとの図鑑で調べたところ、センニンソウ(仙人草)という。
扁桃腺炎の民間療法に使ったりするというのを
ネットで知った。
毒があるので、すりつぶして触れてはいけないと。
手折る時に茎を指でねじったけど、大丈夫かな。
などと、ウルシにかぶれる私は夜になってから心配。
きゃしゃに見えるわりに、伸び広がるらしいので、来年はどうなるだろう。
手折ってきた一輪は、試験管風の花入れに挿してある。
水揚げはすこぶる、よろしい。