2003
10.23

NHKの「おしゃれ工房」で
『子どもと楽しむハロウィン雑貨』
が放送されます。(掲示板に情報ありがとうございました!)

●おしゃれ工房
NHK教育テレビ 21:30~21:55
22日「フェルトのプチ人形」
23日「飾って楽しいデコレーションバッグ」

→放送予定はこちら

再放送もありますので、ご確認ください。

がんばれば、今からでも間に合う!?
手づくりの雑貨で迎えるハロウィーン、いいですね。

2003
10.22

ハロウィーンだからといって、手づくりは大変じゃ~
という人には、米国系おもちゃ屋さんのサイトが
おすすめですね。
コスチュームやグッズなど、
アレンジできそうなヒントもいろいろあります。

トイザラス ハロウィーングッズ

やっぱり、子どもたちのコスチュームが充実してますよね。
かーわーーいいー、って感じです。
リアルにホラーなのよりも、キュートなのが多い。
そんでもって、けっこう安いし。

そして、意外と少ない動物用の仮装。
猫は?猫用のはないの?とつぶやくのでした(笑)

ブライスちゃんの帽子ならちょうどいいかも?

hb101403

ティーフォーツー「マジョ(マオの別名)に貸すの?イヤだなぁ」

2003
10.21

キャラクターもののプレミアムショップで
いつだったか、数年前に見つけたお気に入り。

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小さいので見えにくいですが、全体が棺おけの形をしてます。
手のひらサイズで、薄い板状。
ティム・バートンのハロウィーンアニメ、
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の主人公、
ガイコツのジャックが蓋のレリーフ。

スライドさせて鏡を見ると、ジャックの親友で幽霊犬の
ゼロがごあいさつ。

車内で口紅直しとかするときの必需品となって
おります。いつもハンドルの脇のレバーに
引っかけてあって、信号待ちのときなんかに
しゅぱぱっと開いて使います。

ほんとに、お気に入りなんですよ。
あんまり大事にしてないみたいに見えますけど(笑)

(マ)

2003
10.20

☆ターシャ・テューダーのデビュー絵本。

1938年に出版され、以後、60年以上、80冊を越えて続いている、ターシャの息長い創作の
はじまりの一歩となった作品。

この『パンプキン・ムーンシャイン』は、「ターシャ・テューダー・クラシック・コレクション」として、2001年から日本で刊行されている11本の、最初の3冊に含まれています。

正方形をして、本文の角を丸めてあるのも可愛くて、手でなでてしまうような絵本。
扉を開けると、

『ちいさな おはなしを ちいさな かわいいこに 
かぼちゃちょうちんのことを 「パンプキン・ムーンシャイン」
というのです』

と書かれています。

コネティカットの女の子、シルヴィー・アンが、おばあちゃんの家で過ごしたハロウィーンのお話。
まだ女性たちが、女の子にいたるまで、ボンネットをかぶっていた頃のお話。

農場の動物たちもたくさん登場して、素朴で手のかかる生活の息づかいを、ターシャが
今も守っている生活の一端をかいま見せてくれます。
この絵本も、ターシャが最も愛着を感じているという、1830年代を描いたのでしょうか。

シルヴィー・アンは、犬のウィギーと一緒に、丘の上の畑でみつけた大きな大きなかぼちゃを、やっとのことで、おじいちゃんにカービングしてもらい、ちょうちんを作り、無事に門のところに飾るのでした。
歯をむきだして笑う、こわーいかぼちゃです。

そしてお話は、その先もちょっと続きます。
それは読んでの、お楽しみ。
(マーズ) 2003年10月20日(月)

『パンプキン・ムーンシャイン』
著者・絵:ターシャ・テューダー
訳:内藤里永子
出版社:メディア・ファクトリー 2001

2003
10.19

急に懐かしくなって、ジョディ・フォスターの「白い家の少女」の
ビデオを見返していました。1976年制作の古い映画です。
13-14才頃の子役(とはいえ、主演。もちろん、当時から演技派。)の
ジョディの映画です。

自分の家-自分の世界-を必死で、周囲の大人たち(しかし、尋常ではない)から守ろうとする、少女リン。
ファンタジックで、珠玉(?)のサスペンス映画。
私は、この映画で初めて、青酸カリはアーモンドの香りがすることを知り、
アーモンドの香りのするものを食べるときは、
何となく、どきどきしてしまいます。

さて、今日、見返してみると、
映画は美しい少女リンのお誕生日のシーンから始まります。
そこへ、「トリック・オア・トリート」と闖入者が。
そう、リンの誕生日は、ハロウィーンだったのです。
この闖入者が、若き日のマーティン・シーン。
ハンサムな彼には、変質的な一面があり、
なにやら秘密を抱えているリンにつきまとうようになります。
冒頭から、緊迫したシーンが続きますが、
「ああ、子供たちが来たようだ」と、
やっと彼は、リンの家を去るのですが、
外には、確かにハロウィーンの仮装をした、
小さな二人の少年が。
ハロウィーンのシーンはここだけですが、
物語は、静かに緊張をはらみながら、
バックに流れるショパンの曲とともに、
淡々と進んでいきます。

初冬のニューイングランドの枯れた寂しい風景も、印象的です。
地味な映画ですが、雰囲気があり、私にとっては忘れられない1本です。
(シィアル)

————————————–

「白い家の少女」(1976年 / 製作:カナダ・フランス)
(原題:The Little Girl who Lives Down the Lane)
 監督:ニコラス・ジェスネル
 出演:ジョディ・フォスター / マーティン・シーン / スコット・ジャコビー

→詳しくは
 白い家の少女-goo映画
 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD11645/

 ※あらすじの紹介に、一箇所、人間関係の説明に間違いがあるような。。

2003
10.18

といっても、手づくりのハロウィーンフードじゃありません。

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ハロウィーンに、こんなコワカワイイスナックがあると、
楽しいじゃありませんか。

これは、ドイツ製のポテトスナックで、
「Monster Munch」、「モンスター・マンチ」という名前です。
(米語でmunchはむしゃむしゃ食べる、munchiesはスナック菓子の意味)

写真の通り、モンスターの形をしたポテトフライが、
たっくさん、詰まっています。
指にはさめるくらい、丸くなってるのも多くて、
きっと子どもたちがそうやって遊ぶんだろうな。
(↑そうやって遊んだらしい)

食感は、ポリ○キーに似てソフト。
さくさくしてて、まさにゴースト感覚。
クセのない、うすいチーズ味です。

日本語で書かれた説明シールに、
「この製品は、ピーナッツを使用した設備で製造して
います」とあるけれど、なんかこういうのも環境先進国の
ドイツっぽい。

手づくりのお菓子もほしいけど、こういう、
数で勝負みたいなスナックも、ハロウィーンの雰囲気づくりに
いいですね。
あ、魔女会での試食分が・・・

2003
10.17

エルキュール・ポアロとハロウィーン。

去年だったか、シィアルに紹介を頼まれて忘れていて、今年になってまたこの本をやおら探したところ、幸運にもその日に見つけました。

ポアロとは旧知の探偵作家、オリヴァ夫人が招かれた、イギリスのハロウィーン・パーティーでひとりの少女が殺されます。
しかも、ボビング・アップルのおけで溺死させられて。

少女を殺した人物は?
すでに老境のポアロは、オリヴァ夫人の依頼で、事件の捜査に乗り出します。

読んでいると、発表されたのは1969年というのに、まるで昨今の日本の世相のようで身震いしました。
犯罪の加害者と被害者の低年齢化、精神鑑定が必要な犯罪者の増加・・・

そもそも、ハロウィーンパーティーの様子が出て来るという理由で探したのですが、
確かに、スナップドラゴンという危険な火遊びも出てきて興味深かったです。
イギリスにも、本格的なハロウィーンがあるの?
と思われるかもしれませんが、このパーティーは、特別念入りに計画されたものだったのでしょう。
ただし、殺人のあったこのパーティー、ポアロ自身は参加していません。

当日のだしものは、証人によって多少順序が違うのですが、
箒の柄の審査(賞品付き)、風船を突いたりぶったりするゲーム、
リンゴ喰い競争(ボビング・アップル。障害物競走と呼んでいる証人もいます)、
小麦粉ゲーム、
電灯が消えるたびに相手を変えるダンス、
女の子が暗い部屋で鏡をのぞき未来の結婚相手を見る遊び、
食事のあとに「スナップ・ドラゴン」です。

スナップ・ドラゴン/ぶどうつまみゲームとは、ブランディをかけて火をつけた干しぶどうの大きな皿から、焼けたぶどうを手でつかんで食べる遊び。
灯りを消して、炎が消えるまで楽しみます。
むしろクリスマスを連想させるようなもの─と書かれています。

小麦粉ゲームというのは、コップに入れて押し付けた小麦粉をお盆に伏せて山を作り、
その上に6ペンス硬貨を置き、みんなで6ペンス玉を落さないよう、順に少しずつ山を削り取ってゆきます。
玉を落したらアウトで、最後に残った人が、6ペンスもらえるというもの。

本作は、クリスティー79歳の作品。
オーソドックスな謎解きの展開でありながら、マクベス夫人、庭園の薀蓄、ウンディーネ、生け贄の儀式、「オオカミが来た」のうそつき少年(少女)など、イマジネーションゆたかなモチーフが多く登場し、犯人探しだけでなく、全体がこわ楽しい「ハロウィーン」のムードになっているようです。

なお、原題では「Hallowe’en Party」とつづっています。
(マーズ) 2003年10月17日

『ハロウィーン・パーティ』
著者:アガサ・クリスティー
訳:中村能三
出版社:ハヤカワ文庫1977