9月
15

9月の庭

今日こそは草刈りをと思っていたが、雨でお流れ。
草に覆われてしまった庭で、この9月、
ゆいいつ咲いているのがシロバナセンダンの群れ。
ほとんど6月ごろから咲き続けているので、
さすがの私にもありがたみが薄らいでいるが、
この庭を見渡した人が、少しだけ家人の
好みを知るよすがとなっている。
アビィはいまや、犬小屋と縁を切ったかのように
つながれることなく、軒先で暮らしている。

8月
22

そして日々は続く。

メダカ去りし(去らせた)水槽を、何日か放置していた。
ふと見ると、小さいのがツンツン。
子メダカが、子メダカがいる。
しかも、5匹、いや、10匹…
卵を食べていたのは、仲の悪い親だったか。
この子メダカを放流するまで育てるとなると、
軽く1年はかかってしまう。
ということで、日々は続くのだった。
淘汰されても、残るだろうなきっと。

8月
18

メダカは仲が悪かった。

推定年齢4歳の雄メダカと、2歳を迎える、少し尾の曲がった雌メダカは
寄り添うように2度の冬を過ごした。
そんな冬の終わりごろ、突然、雌メダカが昇天。
このメダカはうちで孵化したのだったが、尾の形や体の小ささを見ても
あまり長生きはできなかっただろう。
それから独りになってしまった雄メダカが寂しげに見えてしまうので、
ペットショップで3尾のメダカ(同じ黒メダカ)を購入した。
それでなんとなくにぎやかになったのはよかったが、
ひと月もしたころ、突然、雄メダカが昇天。
そうなると、追加した3尾がまだ成熟しきってないサイズだけに、
今後のことが心配になってきた。
野外の軒下に置いたボウルで飼っており、エサやり、水替え、
貝の駆除や水草の交換、プクプクの錠剤交換、なんやかや、けっこう手もかかる。
メダカの世話を家族にも頼めず、夏場は留守もできない。
という不安を胸に観察していると、まあ観察するまでもなく
瞭然なのだが、3尾の仲はあまり良好とはいえなかった。
特にエサを与えた直後は、体の大きい雄メダカ(とはいえまだ小さい)が
雌メダカのうち、小さい方を追い回していじめるのだ。
もう一尾の雌メダカには、そんなことはしないのに。
それを毎朝の食事で見せられて、困ったものだと思っていた。
そんな時に知った、メダカや小さい魚、ニシキゴイなどまでいる池の存在。
「いざとなったら、あそこへ放そう」という決心をした。
決めてしまうと、善は急げで、昨日のこと、彼らを運んで行って、
容器にそこの池の水を半量入れてしばらくなじませてから、
放流した。といえば聞こえはいいが、捨てたのである。
水不足の夏でもあり、以前見たよりも水量は少なかったが、
一応きれいな水が流入してくる池だし、公園になっていて
大きな鯉もいるのだから、干上がったりはしないと思う。
さらばメダカ、3年余りの心苦しき日々よ。
私には彼らとの生活は、向いていないと思った。
癒やされるよりも気苦労につきまとわれた日々。
まだボウルはそのまま置いてあるが、最近も見かけた卵が
孵化しないことを祈る。
おそらく貝が食べてしまうであろう。

7月
26

ネットでの買い物は…

ネット通販でサンダルを買った。
履き心地や色は悪くないけれど、足のサイズに
コンプレックスのある私としては、
足が一回り大きく見えるデザインだったのが残念。
ただでさえ靴を買うのは苦手なのに、
ネットで買うからいけないのだけど、お店で
選ぶのも面倒で、ついつい安い靴をネットで買う。
去年一足当たりがあった(足が一回り小さく見えて履き心地良し)が、
だいたい、2つにひとつはハズレなのだ。
そして返品も面倒になり、履かずじまいのもある。
写真と実物の違和感を解消するには、
実際に履いてもらった写真を掲載してくれれば
ずいぶん助かるのにと思う。
服ならたいていはモデルが着てくれているのに、
なぜか靴は靴だけの場合が多い。
バッグなんかも、サイズは書いてあっても、
人が手に持った感じは、どうも想像しにくいから
モデル写真を増やしてほしいもの。

7月
12

ネイルリベンジ

その後、またしてもマニキュアに手を出した。
コンビニで売っている大手メーカーの安いもの。
色は適度に派手でよかったのだが、乾きが悪い。
二度塗りしたら、最初に塗った層が溶け出してくる。
一度塗りでも、少し厚めに塗ってしまったところは、物に
触れて、ぐにゃっとなってしまったりする。
ベースコートやトップコートを塗らなくても、きちんと
仕上がるというわけじゃないのだろうか。
同じ大手メーカーでも、以前時々使っていたK社のは
乾きが良かった。今はどうかわからない、あまりコンビニでは
見かけることがない。
なんにしても、ネイル全盛の時代、マニキュアは
すっかり控えのアイテムになってしまったのだろう。
まあ、1本ではわからないから、他のメーカーのも追って
試してみよう。どんどん色が濃くなっていったりして。

6月
16

あれは虫ではない。

マダニはクモやなんかの仲間だそうだ。
去年の雨多き、というよりも何ヶ月も雨の続いた夏以来、
大発生してしまったうちの庭。
彼らの吸血対象は、庭にいる哺乳類、アビィである。
前にも日記に書いたことがあるけれど、
犬からマダニを取るには、オリーブオイルを指先に塗って
ダニの体を「もみもみ」すると、コロッと離れる。
なぜなのかは知らないけど、ロマンス小説で読んで以来、
実行している。
ただ最近はそれも面倒になり、かといって、プチッと
やると犬の皮膚にダニの注射器が残ってしまうので、
適度な刺激を与えながら、油断させて
じわじわっと引っ張る作戦にしている。
本当にそんなことでダニの全身が取れているのかは
わからないけど、ダニも自然界ではこのように取られることは
ないだろうし、死ぬよりは注射器を引っ込める方がいいはずだから
ジワジワ攻撃には油断するのではなかろうかと。
獣医さんには専用のピンセットもあるらしい。
マダニの害は、昨年あたりから死亡例が出たりして
取りざたされているが、ネットにはまだまだ、マダニの生態に
関する情報が少ない。
ゲンジボタルだって、ちょっと草刈りの時期を外すだけで
全滅してしまうのだから、マダニとて、そのような
生態に見合った攻撃の方法があるはずなのに。
2,3年生きるらしい彼らが吸血するのは、何度かの脱皮と、
命と引き替えの産卵のためだという。
その長い?一生で、動物の血を吸うのは、ごく短い期間。
マダニが何千個もの卵をどんな植物に、どのように産卵するのかも
今の私は知らないでいる。アリとの関係も。
マダニはけっこう足が速い。毛足の長いカーペットの上を
一心に、目的を持って、私―きっとオレンジ色に見えるのだろう―の
方へ進んでくるマダニを、「なんだろう?」と捕獲して
ルーペで見た時の、おどろき。

6月
12

身の回り品

ひさかたぶりに、マニキュアをぬってみた。
ひとつ前に買ったのと同じような色で
ほとんど透明な仕上がりで、素と大差なし。
「ネイル」はしたことがない。自分には合わない。
ところで、エナメルリムーバーというのは、どうして
あれほど大きな容器で売られているのだろう。
10年以上前のを持っているが、いっこうに減らない。
おそらく変質はしてないと思うけれど。
そういう意味では、歯磨き粉も大きすぎる。
家族単位で使わない者は、コンビニで買うしかない。
でも自立式のがいいので、大きなのを買って、
1年ぐらい使ったら途中で捨てる、という場合もある。
こちらは中身が変質しそうだし、飽きてしまうのもあるし。
スーパーやドラッグストアのシャンプーやコンディショナー類も
大容量の詰め替え一色になってしまった。
何十年も、そういうものは一人で使っているので
あんな巨大なのを買うわけにはいかない。
だからコンビニで買ったり、ナチュラル系をネットで探す。
しかしこんな状況では、パッケージデザイナーの出る幕が
ないのではと思う。
一人用の、ちゃんとデザインされた、そこそこな品質の
身の回り品を必要としている人は、二人生活の人にも
いるだろうに。

6月
02

枕元にタマネギ

スライスしたり、みじん切りにしたタマネギを
枕元に少しばかり置くと、安眠できるのだという。
しかもこれは世界中で実践されているのだと。
思いもかけない、生活の知恵である。
ただし効き目はまだ試していない。

5月
23

会津藩のお方

NHK大河ドラマ『八重の桜』を
録画しながら追っつけ観ている。
大河にはめずらしいほど、主人公がいっこうに
活躍しないのであるが。それはこれからなのだろう。
今までで「なるほど」と思ったのは2点。
アメリカの南北戦争が終わり、余った武器が日本へ
大量に売られたこと。
松平容保に「土佐」と呼び掛けられていた人物が、
あの田中清玄のご先祖であったこと。
代々会津藩松平家の家老を務めた田中家で、
会津藩筆頭家老となった、田中土佐玄清(はるきよ)。
ドラマでは佐藤B作が演じている。
2008年に『田中清玄自伝』を読んだ時、
先祖が会津藩士というのは覚えていたが、このドラマによって
初めて会津の役割を時系列で理解させてもらっているぐらいなので
当時は会津といっても、ピンと来ていなかった。
土佐といえば、戊辰戦争の会津編で、加藤雅也演じる土佐の板垣退助が
どう動いたかも、これから詳しく描かれるだろう。
私はこの本を人に借りて読んだのだが、後で見れば
父の本棚にもあったのだった。えらく書き込みがしてある。

5月
21

私のための最初の家具

ベビーダンスと呼ばれる家具は、本来、親がごく小さい子どものために
買うものなので、少なくとも10才ぐらいになったら、
親の手で処分しておくほうがよいと思う。
うちの場合は親が処分せず、捨てる決心のつかなかった未婚の娘つまり私が、
おそろしいほど何十年も部屋に置いて、眺めては気を滅入らせていた。
ちなみにこの娘、ちゃんとした箪笥の類いを持っていない。
ベビーダンスは主に死蔵品の物入れとして使っていた。
買ってきて2年越しの棚を組み立てたので、ついにベビーダンスとの生活を
やめることを決意した。人生このままではいけないのだ。
一応母にも聞いたが、さすがに反対はされなかった。協力も。
そして昨日、扉のところにミッキーマウスの絵が入った(娘はミッキー好き
ではなかったが)ベビーダンスを二階の廊下から独力でガキゴキと
階下へ運び降ろし、階段下の角が曲がりきれなかったので
計画を一部変更して、広い裏口から出すことにした。
裏庭の門を出て、路上経由で回転させながら前の門から入り、いまは軒先で
来週の粗大ゴミの日を待っている。
自分でもよくやったというか、搬入をする時のパワーみたいなものが出た。
今回引き出しを抜いてみてわかったが、底がベニヤ板ではあるものの、
他のパーツは木で、けっこうしっかりしていた。
ベビーダンスのあった廊下には、白いラックと猫タワー、
木の椅子を置いている。
紙であふれている室内にくらべれば、ほっとする空間になった。
設計集団ピトリピコリの代表の方が以前書いていたように、
今いる場所で満足して暮らせるように工夫や努力をすることが
まず大切で、新しい建物以前の問題なのだった。
ずいぶん時間がかかったけれど。
春から並行して始めている仕事の資料(ほとんどが単なる経過記録)捨ても、
なんとか夏には終わらせたい。